買いたい本リスト #2019年1月
あけましておめでとうございます。
最近、noteに浮気をしていますが、こちらを忘れたわけではありません。
実用的なこと、社会的なことは、はてなに書き続けようと思います。noteは思いついたままの言葉を残しています。しばらくしたら、運用レポ書きます。
楽天お買い物マラソンで買いたい本
読んでよかった本のレビューを書こうと思っているのですが、それよりも先に読みたい本が増えてきたので、主夫ブロガーらしく?お買い物マラソンになぞって紹介です。
以下、とりあえずカートに入れたものです。買うかどうかは分かりません。
高くてなかなか手が出ないんですが。。
こちらは、韓国の絵本風の本ですね。
フェミニズム文学。
こちらも評判いいですね。
食のライター、木村さんの本です。文庫なのがいいです。
今年、きちんと勉強したいテーマです。
社会学関連の本はこちら。ヤンキーの世界、気になっています。
- 作者: サンダー・エリックス・キャッツ,サンダー・E・キャッツ,Sandor Ellix Katz,和田侑子,谷奈緒子
- 出版社/メーカー: ferment books
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: 単行本
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「発酵」ブーム、まだ続いていますね。
普段あまり読まないジャンルですが、一応。
うまくばらけて買えば、5,6店舗くらいの買い回りは達成です。
ただ、最近ネットで注文しても、在庫がなくキャンセルされることが多いです。小出版社の本が多いので分かるといえば分かるのですが、メルカリだってそんなことほとんどないのに・・・!といつも怒りの☆1つレビューをします。
twitterの「#2018年の本ベスト約10冊」というハッシュタグを振り返っていて、気になった本が主です。
楽天room、私もこっそりやっています。今見たら意外とフォロワー多い。。(このプロフィール、ちょっと嘘入ってる)
実家でやりたいこと
実家でやることがあまりないのですが、とりあえず。
- 檀家寺の確認
菩提寺、という方が一般的なのかもしれません。葬式の時などに供養などを依頼する代々継がれている寺です。今まであまり意識してこなかったけど、一応今後のことも踏まえて。住所や連絡先をスマホで撮ったので、とりあえずOKです。
-
年賀状
今書いてます。頑張ります。
- 今年読んだ本まとめ
#2018年の本ベスト約10冊 ①
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
イ・ラン『悲しくてかっこいい人』
ハン・ガン『そっと静かに』
チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』
ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』
岸政彦『マンゴーと手榴弾』
小川たまか『「ほとんどない」ことにされてる側から見た社会の話を』
#2018年の本ベスト約10冊 ②
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
寺尾紗穂『彗星の孤独』『音楽のまわり』
辻山良雄『ことばの生まれる景色』
田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』
宇田智子『市場のことば、本の声』
ヨシタケシンスケ『みえるとかみえないとか』 pic.twitter.com/UuQ192yaYF
余裕があれば、詳細のレビューも書きます。
すでに書いてるのも多いですが。
- テレホンカードの回収
災害時とか、こないだのソフトバンクの電波障害みたいな時のために、何枚か確保しておこうかと思います。
実家で昔集めてたものがいっぱいあります。
- 今年の振り返りと来年に向けて
今年は、意外とブログ更新が続きました。おかげでつながった関係もあり、日々読んでくれている皆様に本当に感謝です。
ただブログを続けていると、ちょっと意識高めになってしまいやすいので(人は自分をよく見せがちなものだし強い言葉のほうが人に届きやすいし)、ちょっと意識下げることも来年は心がけたいなぁ、と思います。
自分の弱い部分、ダメなところはいっぱいあって、なのにこんな風に発信してていいんだろうか?という折り合いをつける難しさがあります。
来年もまたブログは続けたいですが、自分がどこか強い者の側に立って発信していないかどうか、よく考えながら書いていきたいと思います。
2018年(メルカリで)買ってよかったもの、よくないもの
メルカリは売る方が多いのですが、買うこともあります。
ということで、よくある「買ってよかったもの」話ですが、メルカリで買ってよかったものとよくないものを紹介します。
買ってよかったもの
OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D M1 12-40mm F2.8 レンズキット ブラック 防塵 防滴 OM-D E-M1 12-40mmF2.8LKIT
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2013/10/19
- メディア: Camera
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ほんと、良かったです。中古で、単焦点レンズ付きで57,000円。決して安くありませんが、今年このカメラで稼いだお金で、半分くらいは元が取れた気がします。今の私にとっては必要な投資でした。
NECプラットフォームズ 自動SIM切り替え LTE モバイルルーター Aterm MR05LN (デュアルSIM 対応/nanoSIM×2) PA-MR05LN
- 出版社/メーカー: NECプラットフォームズ
- 発売日: 2016/09/01
- メディア: Personal Computers
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モバイルwifiです。格安SIMを挿して使っています。12,000円。主に車で出かけるとき、家族でタブレットを複数台使うときに便利です。液晶割れしたので、2代目です。
ダクトレール用ライト 1灯 電球付属 Daventry(D) - ダヴェントリーD - アルミ ~4.5畳 LT-1971AL インターフォルム(INTERFORM)
- 出版社/メーカー: インターフォルム
- メディア: ホーム&キッチン
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これも2台で12,000円。ちょっとわかりづらいのですが、うちの照明、テーブルの位置と合ってなかったのです。うちが古い団地で、ダイニングとリビングが分かれていた頃の名残なのですが、使いづらかったので、ダクトレールを購入し、かつこちらの照明でテーブル上を照らすようにしました。
ELPA ダクトレール ライティングバー シーリング型 1m リモコン付 LRC-RSL100B(IV)
- 出版社/メーカー: ELPA(エルパ)
- メディア: ホーム&キッチン
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ダクトレールもヤフオクで購入。 たしか4,000円ほど。リモコン付きなので、照明のスイッチも1か所にまとめられたのも良かったです。
こちら、2セット800円で購入。学童のおもちゃがいろいろ不足気味で、将棋もコマが全部揃っていないという状態だったので、寄付しました。
良くなかったもの
ソニー ウェアラブル活動量計・心拍計(ブラック)SONY SmartBand 2 SWR12JP B
- 出版社/メーカー: ソニー
- 発売日: 2015/10/17
- メディア: エレクトロニクス
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スミマセン、結局2か月ほどで使わなくなりました。体重はピーク時からめでたく4kgほど落ちたので、まあ御役目は果たしたのかもしれません。4000円ほどで購入しましたが、そろそろ次の持ち主へと出品しようかと思います。
子ども部屋(になる予定の部屋)に溜まっている本を収納する、棚を作ろうと思い、その背板用に購入したものです。…が、設置場所の交渉が難航しており、まだ使えていません。5mm×90mm×900mmの板40枚が4000円。相談する前に買うな、とのご指摘はご尤もです。
あとは、ひたすら本を買っています。買ってよかった本は挙げていくとキリがないので、やめておきます。本のまとめはいずれ、また。
クリスマス
はてなブログ運営は、こういう時期は特殊なお題じゃなくて時節に合ったお題を提供すべきですよね。
と思いつつ、時節に合った話をします。
クリスマスプレゼント
小学1年生のうちの子は、サンタさんをまだ信じています(たぶん)。
トランプ大統領はこう語りかけた。「まだサンタを信じている? 7歳といえば、ギリギリだね。そうだろう?」
7歳はギリギリ(marginal)なのか。。
私は今も信じています。毎年この時期になると、「サンタクロース」と名付けられた購買意欲増強装置から発信された電波の影響を受け、世界中の多くの大人たちがおとぎ話のサンタクロースの代行という形で贈答業務を行うのです。
という内容に近いのが、この絵本です。
さて、今年のサンタさんからのプレゼントは、 「ゆらゆらしながら滑るボード」です。
なんのことかわかりませんね。。
こんなようなものです。
ブレイブボード公式【最新モデル】リップスティックネオ 超速ウィールプレゼント! BLUE STAR
- 出版社/メーカー: ビタミンiファクトリー
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
なんか、どれを買えばいいのかよく分からず、名前もジェイボード、エスボード、ブレイブボード、なんかいろいろあります。作っている会社が違ったり、なかには粗悪品もあるということで、とりあえず無難に「リップスティック」という名の公式っぽいものを選びました。
公式サイトによるとブレイブボードとは、『地面をけらなくても前に進む次世代ボード』とのことです。
スケートボードとの大きな違いは、従来のスケートボードが1枚のボードに4つの車輪が付くのに対し、前後2枚のボードそれぞれに車輪が1つ付き、パイプでつながっていること。
この革新的な構造によって、横乗り姿勢で足を前後させるとボードがしなり、ダイナミックに加速してサーフィンやスノーボードのような動きを平地で楽しむことができるのです。
これで遊びながらバランス感覚が身につけられるのがいいですね。
最近、一輪車はすいすい乗れるようになり、体操の習い事でマット・跳び箱、鉄棒など基礎的な身体能力は身についているので、少し早いですがたぶん乗れるだろう、と(サンタさんが)判断しました。
youtubeで乗り方の動画がいくつかあるので、それを見てさっそく乗ってみました。
(1時間後)
意外と乗れる!!でも進まない!(絵が無くてすみません)
とにかくホイールがよく回るので、最初に手をつないで乗って勢いよく私が押し出すことで加速してる、、という感じになっています。足を動かすのが難しい。体を使って動かすのはさらに難しそう。でも、とても楽しいようです。
ちなみに大人も乗れる耐荷重と大きさということで、私も乗ってみたのですが、全っったく乗れません。。
クリスマスディナー
近くに住んでいる後輩家族が(いつものように)ケーキとお酒を持ってきてくれる、というので、賑やかにパーティしました。
妻が買っておいてくれた食材で、なにかを作るというクイズかパズルみたいなことをウチはよくやります。だいたい予定通りとのこと。
以下、写真。
サラダ、グラタン、シュトーレンのようなパン。
柿モッツアレラ。
鮭と野菜をオーブンで焼いたやつ。
箕面ビール。
ケーキ。
なぜかロウソクがついていて、でもキリスト明日だし、あきひと(今上天皇)でいっか、といってバースデーソングを歌いました(酔ってる)。
ケーキはここのお店のものです。チョコレートケーキがとてもおいしいお店です。
初めての撮影会主催と、撮影のお仕事
主に、「写真」の話です。
撮影会イベント
先日、写真の撮影会イベントを開催しました。
Snapmartという写真販売アプリの非公式ユーザーオフ会という形ですが、妻も含め参加者の半分くらいはアプリユーザーではない、というその時点でかなり緩いイベント。。
準備段階から慣れないtwitter告知をしながらやってきたんですが、結局人集めはほぼ人力でした。つまり友人・知人を誘う、ということです。
ネット上では私よりも、東京のユーザーさんやSnapmartの中の人が積極的に告知してくれていて、私はおまけのように呟いていました。
↓RT 主催者よりずっと宣伝してくれている・・・!
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月19日
まだまだWelcomeです~。#僕らのSnapmarthttps://t.co/7K1yi6iJDy
友人・知人の多い、もう一人の企画者がたくさんの人を連れてきてくれたおかげで大盛況?でした。普段私が撮ることの少ない写真撮影ができたことも、収穫でした。とても楽しかったです。
伝わりますかね?この感じ。#僕らのSnapmart pic.twitter.com/SqWJT1ICcU
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月22日
撮影会の反省点
コミュニケーションツール
事前にSlackでコミュニティを作ってやり取りしたけど、撮影会後、結局LINEグループに落ち着きました。Slackのほうがトピック別の話題は便利なんですが、実際にほぼ「雑談」チャンネルしか使ってなかったので、人数が少ない場合はLINEで十分かもしれません。LINEでつながっていれば、当日の待ち合わせ時とかも通話でやり取りできて便利でした。
自己紹介タイム
待ち合わせで、ドタバタしてしまって、まとまった自己紹介タイムなく始めてしまいました。みんなコミュ力高い人たちでよかった。モデル撮影慣れてる人は、被写体を緊張させないために、だいたい気さくな方が多いですが。
移動
撮影は枚方T-site内の一部スペース(※事前に電話連絡で許可は頂いています)、付近の大学構内のテラス(※こちらは当日受付で許可をいただきました)で行いました。
が、思った以上に大学が遠くてバスも混雑していたため、行きも帰りも15分ほど歩いていくことに。。ベビー連れのママさんが集まったので、正直バスは厳しいかな、というところだったのですが、みんな若くて元気な人たちでよかった。
子ども放置しすぎ
写真撮影楽しすぎて、子どもたちを放置しすぎました。もちろん、子どもたち同士で楽しく遊んでいたし、撮影にも交じっていたのですが、彼らはしばしば予想外の行動を取ります。特にやんちゃな男の子、マジで一瞬でも目を離すと怖いです。みんな強くてかわいい子たちでよかった。
写真の共有
モデルの参加者さんにお渡しする分は、とりあえずはLINEでいいかな。ただ画素数は明らかに落ちるので、かといってPC持ってないという場合もちゃんと考慮しないと、と思いました。まあDropboxはアプリもあるし、大丈夫かな・・。
というところです。
ちなみに、今回SONYと契約しているプロのカメラマンにも来ていただいて、ご厚意で非常に高い機材を貸していただいた上に、さまざまな撮影技法のレクチャーをしていただきました。こちらからのギブはちゃんと与えられたかどうか…。本当にありがとうございました。
イベント撮影の仕事
撮影会の次の日ですが、初めてイベント撮影のお仕事をいただきました。ありがたいお話です。せっかくなので、別の予定をキャンセルして、依頼をうけました。
京都で行われた、こちらのイベント。経営寄りの仕事をしている3人の登壇者が、参加者との対話も交えながら、「働くこと」について語る、というイベントでした。
参加者はフリーランス、学生、パラレルキャリア、主夫(私です)、など様々な人がいました。というか一般的に本業だけの会社員という人がいなかった気がします。
カメラマンとして、イベント撮影するのは初めてでしたが、お酒飲みながらのイベントなので、飲みながらでいいですよ、と言われ遠慮なくお酒頂きながら撮影しました。
照明が暗いうえに、プロジェクターの投影だけが明るく、なぜかミラーボールが回っている、という条件的には最悪な撮影場所でしたが。
1000枚以上撮って、約100枚ほど選定してお渡ししました。デジタルありがたい。
笑顔の多い和やかなイベントだったので、そんな楽しさが伝わる写真になってればいいなぁと思います。
撮影の反省点
存在感を消す
イベントの進行を妨げないように、極力存在感を消します。シャッターはサイレントですが、それ以外のダイヤル操作もなるべく静かに。もちろん、フラッシュも使いません。移動するときに邪魔にならないように気を付けて。
でも、半分くらい参加者としてやっているので、普通に質問したり話題が振られたりします。バランスが難しいですね。
なるべく違う絵を
ひたすら同じ登壇者を撮っていてもしょうがないので、なるべく構図に変化を持たせています。雰囲気が伝わるよう、あえて参加者の後ろ姿を前ボケに持たせたり、アングルを変えたり。にしてもバリエーションが少なかったので、レンズをもっと持っていけばよかったな、と反省。
「ろくろ回し」について
経営者インタビューなどでよく見られる「ろくろ回し」のときって、手が止まってるのでカメラマンとしては撮りやすいんです。手が前に出ることで、写真に奥行が生まれます。もちろん、そういう構図も分かりやすくて求められているだろうから撮るわけですが、それだけだと面白くないですよね。
手元を写さない、全身を写す、などろくろを意識させない構図を意識したのですが、やっぱり「ろくろ回し」だなぁという写真が多くて反省です。
撮影後の処理
撮影したものを、そのまま渡す、ということをしている人は少ないと思います。
ある程度、選別・加工(現像)したうえでお渡しします。ただ、それに時間を掛け過ぎると、リアルタイムにイベントの報告をアップしたい先方のニーズに応えられないので、その日のうちに終わらせています。それでも作業としては大変なので、効率的にパパっとやる「慣れ」が必要です。
そういうのは、今後はAIがやってくれる時代になるんだと思います。じゃないと撮影の仕事はコスパ悪いです。
カメラは、もともと趣味として社会人になってから始めたのですが、今はこうしてわずかながらも、私の収益源ともなっています。
ブログで記事を書くにしても、子どもの写真を撮るにしても、いい写真が残せるに越したことは無いので、特技としても活かしつつ、楽しい趣味として今後も付き合っていきたいなぁと思います。
『学校における働き方改革』を親の目線から読む
中央教育審議会が提出した、『新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体
制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について』という長々しいタイトルの資料を読みました。長いのはタイトルだけではないのですが。
学校における働き方改革特別部会(第20回) 配付資料:文部科学省
この記事の妹尾さんは、中教審の委員の一人です。Yahoo!の記事でかなりかみ砕いた内容で、現状の問題点や制度の不備を伝えています。
が、審議会の委員にこういう人がいても、こんなひどいレポートになるのか、というほどお腹を下しそうな内容の答申素案になっています。
(※校長先生が飼っているメダカです)
何がおかしいのか?
長いレポートのなので、3行でまとめまます。
・授業時間増・部活の激化・学校業務の肥大が長時間労働の原因
・学校が担うべき業務以外は「(現行の)事務職員」「地域ボランティア」へ
・ストレスチェック、上限360時間、変形労働時間制などを導入
です。
これだけ見ると、そんなにおかしくないのでは?と思うかもしれません。
明らかにおかしいと思われる表現などは至る所にあり、それは言及するのも面倒なので省いていますが、要旨だけみても、やっぱりなんかおかしいです。
まず予算を投じるつもりがカケラも感じられません。事あるごとに「ボランティア」です。ちゃんとカネを払え。
現行の事務職員の時間や地域ボランティアの担い手はどこから湧いて出てくるんでしょうか?それらがないままに、上限と制度だけが設けられたら、どうなるのか。
地域地域って、地域にいるのは、高齢者と一部の専業主婦・主夫だけです。その人たちだって、みんな自分の生活があります。自治会やPTAの仕事すら、面倒で断る人が多いのに、ボランティアを買って出る人がそんなにたくさん湧いてくるはずもありません。
地域、地域って話が多いけど、あれほどめんどくさくて扱いづらいものはないと思う。それは誰が、いくらで担うんだろう。#DxPイベント
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月1日
報告書を読んで私からの提言
・残業代が出ないから、ろくに時間管理もできていないんじゃないの?
・在宅ワークの時間含めて、徹底した時間管理をしませんか?
・そのうえで、在宅ワークが可能な環境構築しませんか?
・登下校の見守りとか要らないから、入り口に入退室システムつけませんか?
・出欠確認とか紙の連絡とか要らないから、グループウェア使いませんか?
・生徒の成績・出席状況その他管理も、人事システム入れませんか?
・プログラミング教育とか要らないから、Google Clasroom使えるようにしませんか?
・ランドセルに5万出せるんだから、子ども用にタブレット買えるんじゃない?
・部活とかいいから、民間のクラブでも大会出られるようにしませんか?
・なんで学校単位で部活やるの?合同でやれば負担減りませんか?
・学校の事務とか市区町村単位で一元化しませんか?
・管理職クラスの先生までコロコロ異動させたら、何も改善できなくないですか?
・学童の先生をフルタイムにして、休み時間や給食はその先生にお任せしませんか?
・学校と地域はすでに結びつきが強く、これ以上地域への負担を強いないでください。
現実味のない「地域」という資源に頼るよりも、小手先の積み重ねでいいから具体的なすぐに実行可能で有用性のある改善施策をしてくれませんか?というお願いです。そのためのシステムやツールはいっぱいあるはずです。
もちろん学校単位でやっている施策もあると思いますが、紙と電子の二重の運用になっていたりと余計に非効率になっているケースも散見されます。徹底した効率化を全国単位でやれば、かなり改善されると思います。
そのための旗振りは文科省が行うべきです。
親からの理解
中教審は「先生の多忙」について親への理解を求めています。
最後に、中央教育審議会として保護者や地域の方々にお願いをしたい。
~略
その教育の最前線で日々子供たちと接しながら、子供たちの成長に関わることができる喜びが大きいとはいえ、つらいことがあっても、自らの時間や家族との時間を犠牲にしても、目の前の子供たちの成長を願いながら教壇に立っている現在の教師たち。
これまで我々の社会はこの教師たちの熱意に頼りすぎてきたのではないだろうか。
所定の勤務時間のはるか前に登校する子供のために、自分はさらに早朝に出勤する教師。平日はもちろん一般の社会人が休んでいる休日まで子供たちの心身の成長を願い部活動に従事する教師。子供の様子を一刻も早く共有するため仕事をしている保護者の帰宅を待ってから面談をする教師。
こうした中で教師たちは長時間勤務を強いられており、そして疲弊している。
今回の学校における働き方改革は、我々の社会が、子供たちを最前線で支える教師たちがこれからも自らの時間を犠牲にして長時間勤務を続けていくことを望むのか、心身ともに健康にその専門性を十二分に発揮して質の高い授業や教育活動を担っていくことを望むのか、その選択が問われているのである。
だそうです。(全体的にこんな調子の胃がもたれる文章です。)
私たちは、そんなに多くのことを本当に先生に望んでいるんでしょうか?
たしかに、先生に残業代が無いことも知らない親もいます(約6割という記事が以前ありました)。先生が疲弊してたら困る、というのは当たり前の話です。疲れたら休んでください。健康が一番大事。
でも、仕事でも取引先が急に納期守らなくなり事情を聴くと「実は急に人が辞めちゃって・・・」となったら、「それはおたくの都合ですよね?仕事はちゃんとやってください」と返すのが普通です。そういう信頼関係の元に仕事を依頼してるからです(もちろん、気持ち的にはとても同情しますし、待てるなら待ちたいです)。仕事をしている以上、継続してこれまで通り業務できるようにする責任が(先生ではなく学校に)あります。
学校が「子どものために」無理な要求を飲んで来たのであれば、それは学校側の責任です。生徒とその親の立場からすれば、「確実に業務を遂行できる管理体制と組織」を整えてもらってその責務を全うしてもらう、というのは、最低限の要求です。
「それは学校の業務の範囲外です」「無理なことは無理」、と先に言ってもらえたほうが、親としてもありがたいのです。
学校の「非効率的な仕事のやり方」を含めて、充分理解している親も多いのではないでしょうか。
東大を舐めている人と縛られている人
先週は、note界隈で、「東大」がキーワードになる話題がホットだったなぁと思って。
どれもタイトルだけでお腹いっぱいだし、長いですが興味があれば。
みんなコンプレックス抱えてますね。東大の人も、そうじゃない人も。
もちろん、それは誰にでもあるものなので、決して良い悪いで測るものでもないと思います。言語化されたものだと「無意識の偏見」ですね。
と言いつつ、お前のブログの名前も何なんだ、と突っ込まれそうですが。
これはただのSEO対策です。主夫も京大卒も「アイコン」としては覚えられやすくて、便利だなぁというただそれだけの理由です。
学歴という記号
「学歴」って結構厄介な記号です。主夫の私だから堂々と言いますが、学歴が高いからといって、収入が多いとは限りません。幸せかどうかも人それぞれです。
それなのに、ときどき統計の指標としてそれが使われるので、誤ったストーリーを描かれがちになります。私は統計に「学歴」が出てきたらだいたい疑います。
京大卒でも東大卒でも、ほとんどの人は少し周りよりお勉強ができただけで、それ以外は何も変わりません。
それでも、「そうはいっても・・・」という気持ちを皆抱えているから、こういう記事がホットになるんだと思います。
高学歴の主婦・主夫問題については、子育て界隈でも時折話題になります。
(古い記事なので、少し加筆修正しています。。)
学歴への私費投資の是非
少しだけ論点を整理すると、今の日本は、それなりの学歴を得ようとするとそれなりに教育資金が要る社会です。lazyplanet.hateblo.jp
そして、多くの人はそれを追認する形で認めています。
最初の大学生の記事は、その努力・私費を費やしてきた時間を長々とした文章で訴えています(私も飛ばし読みですが)。
だから「東大に入るには、カネがかかる」というのは、正論です。一方で、そういう地平とは全くべつのところで、「東大」というステータスが軽く扱われていることが気に入らない、というのが彼の文章からは伝わってきます。
お金がかかるし、すごく勉強しないと入れない、というのは皆知ってるのに、どうして「東大」はよっしゃ東大目指すぞ!みたいなノリで軽く捉えられるのでしょうか。
富士山に例えてみる
たぶん、「富士山」が分かりやすいですね。
このご時世、素人が軽く「明日、天気良さそうだし富士山登ろうかな?」とかツイートしたら、山の専門家から「お前舐めてんのか、山を」とお叱りを受けると思います。
実際、こんなことがあったようなので、舐めていてはいけません。
でも、確かになんか遠目で見てると「登れそうだな、あれ」って気がします。そして多くの人は挑戦してみても、最後まで登る人は少ないですよね。もちろんそれぞれの楽しみ方があるので、最後まで登らなくても、楽しめればそれでいいのですが。(私もとても登れる気がしません)
「東大」というのは、ただの分かりやすい記号にすぎません。「富士山」と同じ日本一。ただそれだけです。
でも、富士山登頂記みたいなのは読まれても、富士山挫折日記は読まれないのかもしれません。私は挫折日記も読んでみたいです。
「東大卒」というレッテル
では、2つ目の記事について。
ここでは、「社会に出てからも舐められますよ、東大生は」と忠告しています。
彼女に私が言えるのは、それはただ「パワハラを受けているだけなので然るべき相談窓口へ」です。おそらく、その会社では東大じゃなくてもいろんなスキを突いて、「~のくせにそんなのもできねえのか」と言ってきます。
そうした「隙」は、スティグマあるいはレッテルとして説明できます。
その人の抱える有形無形の属性を突いて攻撃してくる人は、大学という環境から一歩踏み出せば至る所にいると思います。
「レッテル」「スティグマ」などさまざまな言い方がありますが、それらは、ネガティブな属性だけではなく、ポジティブな属性にも使われます。
分かりやすいのが、「美人」とか「イケメン」とかですね。
「美人のくせに、性格悪い」「イケメンのくせに、仕事できない」見た目と性格・能力に何の因果があるのか、と。
かといって、「私が仕事できないのと、イケメンなのが何か関係ありますか?」と開き直ることもできません。「仕事できないのは、自分が悪い」と思いがちだから。
でも、その人がうまく軌道に乗れるように導いていくことは本来は会社側の仕事です。モチベーション高いままスマートにオン・ボーディングできたら、そのほうが経営効率も定着率もよくなります。
学歴の高低にかかわらず、レッテル貼りでその人の価値を不当に貶めることは無意味です。とはいえ、皆そんな透明なメガネをかけてはいないので、甘んじて受け入れてる人の方が多いと思います。世知辛い世の中ですね。
学歴とジェンダー意識
最後にこれです。
東大で行われた、東大生の多く集まる場で、かなりの程度の低いやり取りが行われていたことに、最後の記事の著者は違和感を感じています。
でも、学歴が高いからといって、”まっとうな"ジェンダー意識((ジェンダーレスともジェンダーフリーとも違うし、現代的な意味でジェンダーの意識高い系ととらえてください、すなわち女性の権利や現状の生きづらさ等といったものに理解はあるんでしょうか?
ここ最近の、医学部の差別的対応を見ると、学歴(賢さ、社会的階層の高さも含め)関係無いんじゃない?と思います。
このあたりは、学歴と性別役割分業という文脈でいろいろと研究されてるはずですが、これまた学歴が統計に絡むと厄介です。
低い学歴であれば、低賃金労働から共働きせざるを得ない状況になり、逆に高い学歴だと一人の稼ぎで賄えてしまう、という逆作用が働きます(大雑把にいうと)。だからといって、単純に高学歴のほうがジェンダーへの理解がないとは言えません。正しく理解ある男性であり、合理的な理由があれば、性別にとらわれない役割を果たすでしょう。
一般に、家事・育児の性別役割分担という意味では、いくつかの仮説があります。
・学歴差や所得差が少なくなるほど家事分担が平等化するという相対的資源仮説
・時間的制約の少ない方が家事を行うという時間的制約仮説
・男性=稼ぎ手の意識が強いは男性の家事参加が低いというイデオロギー仮説
・家事・育児のニーズそれ自体が大きければ男性の参加が高まるというニーズ仮説
・世帯内外で夫婦以外に家事の担い手がいれば男女とも家事参加が減る代替資源仮説
・夫婦の情緒関係が強いほど家事育児を夫婦が一緒に行うことが増加し,夫の家事参加が高まるという情緒関係仮説
(※『共働き夫婦の家事・育児分担の実態』下記リンク参照 より抜粋)
日本労働研究雑誌 2017年12月号(No.689)|労働政策研究・研修機構(JILPT)
単純に学歴だけでどうこう結論づけることはできません。ただ、学歴が高かったとしても、ジェンダーについての知識が不足していれば、当然ジェンダー意識の高い学生は現れます。
話を東大で行われたイベントに戻すと、その場の雰囲気は実際には分かりかねますが、ジェンダー・フェミニズムの未履修者が多数いたのではないかと思われます。いくら他の勉強をしていたとしても、地頭のよさだけで、高度なジェンダー意識が身につくとは思えません。
東大においては以前もこんな炎上を起こしています。
覚えていますか?旅行会社が企画した「知的な東大女子が飛行機で乗客の隣に座って過ごす」というアレです。これは、その後東大内で実施されたアンケートで母数は少ないので、話半分くらいにしか信用できませんが、
この問題に対して、「東大のジェンダー的な問題は深刻だと思うか」の質問に男子は回答者の2割弱が、女子は4割が「はい」と回答している
とのことです。そもそも東大自体に女子は少ないし、母集団もその割合に近い数ですが、それでもこの差は深刻だし、そもそも女子ですら4割しか問題と思っていないところが、深刻です。他大学に比べたらマシ、くらいに思っているのかもしれません。
東大でも、(社会・教育・哲学等を除く)一般の学生であれば、特に日常的な場面においてジェンダーにおける「意識高い系」は少数派である、というところだと思います。
このnote記事自体も、東大に過剰な期待を寄せているところがあるような気がしてならないです。この人は「東大ブランドを傷つけられた」と反論者の多くを分析しているようですが、たぶん間違ってます。
自分の所属組織のことを悪く言われたら、誰だって俺はそうじゃない、とかこれは正確じゃない、と言いたくなります。東大関係者だってその例外ではない、というだけのことです。
なんか、学歴って面倒ですね。でもそれを無かったことにされると、本当に受験勉強頑張ってきたその努力は報われないことになりますし、でもそればっかりに縛られず、一定の効果を期待しつつも過剰に期待を寄せないという、扱いの難しさがあります。
学歴(偏差値)も収入も、具体的な数字で分かりやすいモノサシである、というだけで、それで測れないものはいっぱいあります。
私も収入で測られたら辛いものがありますが、それで測れないものが、何かあるはず・・!と前向きに生きようと思います。
追記
2015 - Information - マイクロソフトのダイバーシティ - Microsoft
マイクロソフトが、"Unconscious Bias"についての無料のe-Learning講座を公開していますね。英語ですが、日本語解説があるので、分かりやすいです。
スーパーで働く主婦の『安定と処遇格差』の共犯関係
『主婦パートタイマーの処遇格差はなぜ再生産されるのか』という本を読みました。
昨年末に出版された、とても分厚い鈍器本です。大きな図書館なら置いてるはずです。(値段も高いので買わないように。)
主婦パートタイマーの処遇格差はなぜ再生産されるのか:スーパーマーケット産業のジェンダー分析 (現代社会政策のフロンティア)
- 作者: 金英
- 出版社/メーカー: ミネルヴァ書房
- 発売日: 2017/12/30
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
なぜ、この本を手に取ったかと言えば、私がスーパーマーケット産業で働く"主夫"パートタイマーだからです。この本の調査対象のコミュニティにどっぷりと属しています。
ちなみに、今の勤務形態も賃金も満足しているから、働いています。その前提のうえで、この本をレビューします。
主婦制度と主婦協定
スーパーにおける主婦のパートタイム労働者は、低賃金にもかかわらずとても安定して何十年とその会社に属しています。この本の問いかけは、「なぜそんな待遇なのに、皆そんなに働いているの?」というところから始まります。
それをひも解くために、膨大な量の聞き取り調査を各関係者に行い、人事制度や市場構造などもふまえて考察しています。
そのなかで、彼らが働くうえでどんな考えをモデルにしているのか、というところを見出しています。その鍵概念が「主婦制度」と「主婦協定」です。
「主婦制度」とは
男性稼ぎ主型ジェンダー・システムに基づいて、私的家族における役割と地位であるはずの主婦という役割と地位を、社会的な役割と地位にする『制度の束』(12 頁)
「主婦協定」とは
主婦であるパートタイマーの家庭優先性の保証を主な内容とする、パートタイム労働市場における行為者たちの行為ルール(13 頁)
と定義しています。
これらは働く主婦たちが、暗黙のルールとして内面においている行為の規範であると同時に、明文化して会社の制度としてルール化した外部規範でもあります。
もちろん、実際にそんな名前の制度や協定が存在するわけではなく、これは著者の造語です。複数の内部的・外部的なルールが束となって、「主婦」という立場を保証し、社会的な役割と地位を約束する制度が出来上がっている、ということです。
興味深いのが、彼女たちがこのルールをうまく利用していることで、完全にそれを内面化していることです。内面化とは、すっかりそのルールが染みついてしまっている、自分の行為の基準になってしまっている、ということです。
それが、格差の再生産につながっていると指摘しています。
スーパーにおける正社員と非正規社員
ここで、スーパーの労働構造について少し説明します。
基本的にどのスーパーも、少数の(男性)フルタイム正社員と、多数の(女性)パートタイマーで成り立っています。正規・非正規に男女の制限はないにも関わらず、私のようなパートタイム男性は少数で、フルタイム女性もまた少数です。
その理由としては、フルタイム社員の労働強度の強さがあります。基本的に365日毎日スーパーは営業しています。
店長・主任など責任ある立場であれば、休みの日であっても不測の事態が起きれば対応する必要があるし、多数の商品を取り扱うスーパーでは、不測の事態が至る所でよく起こります。そして、季節・天候・テレビCM・特集、様々な要因でトレンドが変わり、売れ筋が変わります。店勤務でなくても、それらに対応しなければならないのは同様です。
異動も頻繁にあります。異動が決まれば、2週間前後で赴任地にいきます。場合によっては単身赴任、引っ越しを伴うこともあります。
まとまった休みがとれる時期はわずかで、 「連続休暇」という特殊な休暇形態を初めて聞きました。それは、まとまった休みが取れる制度ではなく、土日に休ませないための制度です。
一方で、パートタイマーは、働く時間もシフト制で比較的自由に選ぶことができます。繁忙期・繁忙時間帯はもちろんあります。しかし、子どもの病気や自身の体調不良、その他の都合に合わせて休みを取るのは比較的簡単です。
スーパーマーケットは、チェーン展開で全国あるいは地域で複数店舗展開している大企業であることが多く、福利厚生も社内制度も整っています。パート社員であっても有給は取れるし、要件を満たせば健康保険に加入する義務があるし、教育や研修を受けることもできます。従業員割引もあります。
現在のスーパーマーケットは、正社員比率を低くしていくことで、競争力を維持しています。安売りをしない、チラシも出さないコンビニのほうが確実に人件費率が低く、それらに対抗するには、長年勤めている大量の高技能低賃金パートタイマーによる支えが必要です。だからこそ、彼女たちをつなぎとめるための(賃金以外の)環境改善は常に行われています。
「主婦として」働くための環境面では恵まれており、労働柔軟性は非常に高いのです。
本書の指摘と今後
本書の指摘は尤もなことです。たしかに、主婦が自らの働き方を内面化していることが格差の再生産につながっています。
外部からの観察で、このことを綿密に描き出しているのは本当にすごいと思います。読んでいてとても面白い。けれど、話がかなり古いです。昨年末に出された本なのに、10年近く前の調査が描かれています。この本の終章で提示されている「新たな人事制度」は、既にもう過去の制度となり、さらに新しい人事制度に代わっています。
ただ、人事制度が変わっても何ら状況は変わっていません。少しだけ変わっているのは世の中のほうです。
世の中の 『働き方改革』の強い流れに押されて、これまで無制限で働かせ放題だった正社員の働き方ができなくなりました。より高い経営効率を求めるために、需給予測のコントロールをかなりシステムに頼り、現場を回る正社員の数を減らしました。
その結果、正社員と非正規社員の「共犯関係」ともいえる「キツイ仕事は俺らやるから、家庭になんかあったら主婦のみんなは休んでいいよ。でも賃金格差はあるからね。」という性別役割分業の前提が崩れ始めています。
正社員は口減らしをされ、今はまだ非正規社員は守られています。が、徐々に非正規社員のマルチ人材化が進んでいます。事務職であっても、レジを打つように、みたいなことです。それぞれの領分を守ってきた彼女らの安定も少しずつ崩れようとしています。
そうしたそれぞれの処遇の変更に違和感を感じている社員も少なくありません。一言で言うと、「不穏な空気」が流れています。
リアル店舗の今後
今後リアル店舗は無人化されるのか、といえば、たぶんなりません。
正直、決済システムだけが自動化されたところで、発注・品だし、整理整頓・掃除、サービス対応、自店調理などレジ以外の業務が山ほどあるからです。むしろレジにかかわる部分はほとんどおまけです。
最新のレジは本当に直感的なUIで、間違えることもほとんどないし手戻りも楽です。
スーパーのメインターゲットはほとんど、1~2人世帯の高齢者です。無人化なんてしたら、カゴを運んでもらえないし、決済も困ります。
そうした方への手厚い配慮は、地元で働く主婦パートタイマーで成り立っています。そして社員の数は、圧倒的にパートのほうが多く、その数は数万人に上ります。その力は経営上も決して無視できるものではありません。
彼女たちの立場は守られ、システム化によって優先的に切り捨てられているのは、バイヤーやバックオフィスの正社員のほうです。
しかし、その施策によって安定に保たれていたパワーバランスが徐々に崩れてきているのではないか?というのが、ここ最近の内部から見たスーパーマーケットの実情です。
共犯関係の解除
フルタイム正社員=高強度・高賃金、パートタイム非正規社員=低強度・低賃金という共犯関係は、組合も認めている事実です。
主婦である以上、フルタイムのように働くことはできないし、家庭優先でいつでも休める、時間も変えられる柔軟な働き方ができる環境はむしろありがたい、と思わせる構造作用がとても強固に出来上がっているのが、この共犯関係です。「賃金」による格差はそのために懲罰的に使われています。共犯関係をみんな暗に理解しているからこそ、それに納得して働いています。
会社としては、ずいぶん古臭いですよね。その共犯関係は崩すことができるんでしょうか。また、崩す必要はあるんでしょうか。
私の立場で言えるのは、「他でも稼ぐ」「家庭を大事に」「逃げ道を作る」です。
現状維持のままでもパートタイマーとして、月に10万前後の稼ぎは得ることができます。それだけで満足の人は、とりあえずそのままでいいのではないでしょうか。何十年とやってきた人の精神力はパートでも強いです。なんとでもなる、という強さを日々感じています。
それだけではワーキングプアだという人は、そこでのステップアップを目指すよりも、複業で+αの稼ぎ口といざという時の回路を持っておきます。そして「家庭」という土台を保ちつつ、いざというときの「逃げ道」を確保します。他のことも考えられないくらい、今の仕事が手一杯なら、少し余白を作れるようにします。
こうした個人レベルの解決策を提示する意味は、共犯関係があまりに強固で、中から解除するのが困難だからです。だから外に回路を作ります。複業は稼ぎのためではなく、他の社会と接続するために行います。
上記は、パートタイマーの戦略になりますが、フルタイム正社員にも同様のことは言えるのではないかと思います。共依存して共倒れしてしまう状況では、フルタイムの社員が仕事を失った時の方がダメージが大きいです。
このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 作者: 北野唯我
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/06/21
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個人の行為論的な解決としては、このようなものになるのではないでしょうか。別の拠り所を持つことで、内面的な行為の規範を少しずらす、という感じです。
組織的な解決としては、経営者が音頭をとって壊していくしかないと思います。
あ、ちなみに今日も、調子上がらなくて会社を休みました。すみません。
ネガティブなメッセージを受け止める『82年生まれ、キム・ジヨン』
ポジティブな話をしたので、バランスよくネガティブな話をします。
タイトルにある『82年生まれ、キム・ジヨン』という本を読みました。
内容については、詳しくは下記の記事や、公式にも特設サイトが作られていますので、そちらから引用します。
『82年生まれ、キム・ジヨン』は、韓国で2016年10月に初版2000部で刊行されました。キム・ジヨン氏(韓国における82年生まれに最も多い名前)の誕生から学生時代、受験、就職、結婚、育児までの半生を克明に回顧していき、女性の人生に当たり前のようにひそむ困難や差別が淡々と描かれています。
そして彼女はある日突然、自分の母親や友人の人格が憑依したように振る舞い始め――。彼女を抑圧しつづけ、ついには精神を崩壊させた社会の構造は、日本に生きる私たちも当事者性を感じる部分が多々盛り込まれています。
韓国ではその共感性の高さから、国内だけで100万部という異例の大ベストセラーとなりました。
いわゆるフェミニズム文学ですが、ただそれだけであれば100万部のベストセラーにならないでしょう。本書は、精神が崩壊した主人公の主治医(精神科医)の手記という形で、淡々と彼女の身に起こったことが記述されています。それはその年代のごく普通の韓国人女性の歩んできた人生です。
彼女は、正社員として働き、結婚し、子どもも生みました。それだけ聞くと、とても順調な人生に思えるかもしれません。それにもかかわらず、なぜ彼女は狂ってしまったのか。彼女を狂わせたものはなにか。
彼女自身の人生を描くことで、彼女のまわりにある空気・社会そのものの輪郭をあぶりだしている、そうした作品です。言うまでもなく、彼女を狂わせたのは、女性への社会的な抑圧であり、それにがんじがらめになっている彼女自身を含めたすべての当事者です。
この物語に、特に救いはありません。
彼女はいかにして救われるのか
この物語が問いかけるのは、「彼女がこうならないために『私たちは』どうすればよかったのか?」です。
訳者あとがきからの引用になりますが、原書の解説を書いたキム・コヨンジュ(女性学専攻)は、
「彼女一人で解決できないことは明らかだ」とし、この本を読んだすべての人がともに考え、悩むことからすべては始まるだろうと示唆しています。
これは、「キム・ジヨン」だけの固有の問題ではなく、「私たち」の問題です。
タイトルに固有の名詞が使われているのは、固有の問題がそのまま普遍的な社会問題につながっていることを強調しています。
韓国も、日本と同様にジェンダーギャップ指数のランキングは144か国中、118位(日本:114位)と低いです。
こうした社会において女性たちがあげ始めた声は、女性嫌悪、バックラッシュ(反動)などさまざま形で現れます。#Metoo運動の盛り上がりによって、女性を忌避したり、男性だけで集まろう、みたいなことが起きるようなものです。そうした反応が、この問題を解決するものではないことは、自明だと思います。
記者がセクハラに遭うなら、男性だけが記者になればいい、というのは被害者にも加害者にも社会にも向き合っていない態度です。
ネガティブなメッセージを受けとめる
一般に、ネガティブなメッセージを発信する場合、小説という形を取ってそれが発せられることが多いです。人間の心の闇や社会の暗部などといったネガティブな描写や言説が通りやすいからです。
先日「ネットでは書けない自分の残酷な部分を小説では書きたい」と言うと「それを書いて何になるのか」「誰にポジティブな影響を与えるのか」と聞かれた。でも私にとって文学とはカタルシスで、自分に対しての、そして世の中に対しての「赦し」なんだよなあ。ポジティブというよりはネガティブの肯定。
— あかしゆか (@akyska) 2018年10月6日
それらを発信すること、あるいは受け止めることもまた、ポジティブな言説と同様に必要なことです。
実際には、うまく逃げ道を作ったり、根性で乗り切ったり、用意周到に立ち回ったりと、たくましくあらゆる知恵や手段をつかって乗り越えている人もたくさんいます。でも本当にたくましいその姿は、普段あまり光が当てられないことが多いように思います。
それをポジティブに発信することも、ネガティブに発信することも社会にとって大切なことのように思います。「保育園落ちた、死ね」はネガティブな思いの発露かもしれませんが、「保育園落ちたけど、私頑張る!」じゃ届かない層に届けるためには必要な発信です。
社会がそれによって、1ミリでも動くなら、ネガティブなメッセージにも十分に意味はあるし、それを見ないふりせずにきちんと受け止めることをしたいと思います。
ポジティブなメッセージを味方に
先日、オヤノミカタという会社の松井さんと話す機会があって、非常に面白いなあと思ったのでご紹介です。
何してる会社なの?
オヤノミカタっていうくらいだから、なんか子育て事業とか福祉関連のことやってるのかと思ったら、全然違いました。
ECサイトやったりイベント開いたり、いろいろやってるみたいですが、ほぼ営利事業がメインとのことで。基本的には企業のアウトソーシングの仕事を取ってくるというのが主な事業だそうです。
何で私と接点を持ったかといえば、ファザーリングジャパン関西のメンバーと共同で、クラウドファンディングで「パパバッグ」を作ろう!みたいな企画をしているからです。
これについては、また今度書くとして。
いろいろしてるけど、なんで「オヤノミカタ」なの?というところを訊くと、「実は社員は僕一人だけで…」という話から始まりました。
ほとんどの業務は、関西在住のフリーランスに業務委託しているそうです。そのフリーランスをしている人の多くは、時間的・空間的な制約があって、短時間・在宅などの条件下でしか働けない育児真っ最中の親だそうです。
そういう人でも働ける会社にしようとしたら、今のこの形になった、ということです。オフィスらしいオフィスもなく、みんなバラバラに働いてる。
確かに、企業から仕事を取ってきてフリーランスの人に投げる、という業態であれば、オフィスも社員も要らないですね。距離の近いクラウドソーシングみたいな感じ。
「親の味方」になることなら何でもやる、と話していましたが、根幹となるのは、親の働ける環境を実現させ、実験的でありながらもちゃんと事業会社として成立させているところです。バラバラに働く人をまとめて一つ一つの仕事を完遂させて信頼を得るには、非常に高いマネジメント能力がないとできません。
松井さん自身も、仕事漬けの生活ののちに専業主夫になるなど、両極端な立場を経験されています。極端だけど、ある意味でバランス感覚を掴んでいる人なのだと思います。
いろんな働き方があっていい
度々、このブログでは書いていることです。
どんな生き方をしても、働き方をしても、よっぽど悪いことをしていなければ、尊重される社会がいいと思います。
今は、いろんな業務ツールがクラウド化して、連絡手段も多様にあります。まとまった時間がとりづらい時期は助け合えて、たまに集まってあとはどこでも働ける、という環境を構築するための素材だけなら、十分にあるはずです。
そうした環境が整っている組織は、いろんな生き方・働き方をしている人が集まるようなとても多様性のある組織だし、それをまとめるのが本当の意味でのマネジメントであるように思います。同質的な集団をまとめるだけなら、それほど難しいことではありません。それは会社に限った話ではないですが。
先日も書きましたが、そうしたインクルーシブな環境のある組織は強いです。そういった組織がもっと増えたらいいな、と思います。いろんな働き方や生き方が肯定されるような場所はまだまだ少ないです。
ポジティブなメッセージ
こんな記事を書きたくなったのは、ポジティブな刺激を受けたからで、それがこの二人の記事です。
仕事にやりがいを感じていて、それでも諦めざるをえず専業主婦をしている、という立場にありながら、お二人とも全体的なトーンが非常に明るくて前を向いている感じがとても素敵です。
母親が、仕事を辞めないで続けることも、子どもに大事なメッセージを与えると思う。
けど、母が、仕事を辞めるという決断をしたことも、きっとメッセージになる。ポジティブなメッセージ!
(id:umet)
マイナスな要因で人生が変わったけど、意外と悪いことばかりじゃないし、何なら今楽しいよ、みたいなね\(^o^)/
片意地張る必要がもう無いじゃない、私達!
「意地」や「周囲の目」「思い込み」とかから開放されたから(-ω-*)
実際には、自己肯定に至るまで、いろいろな葛藤や辛い思いも抱えていたことと思います。でもこうしたポジティブなメッセージはとても勇気づけられます。「主夫」という立場もまたとても脆く、肯定されることが少ないから。
私はと言うと、極端に自己肯定感の低い人間です(妻に言わせると)。いや、単純に体力や精神力がないだけなんですが、HPもMPも低い人間って、賢さや素早さみたいな能力値が高くても、あんまり戦いの役に立たないですよね(何の話だろう)。
だから、普通に戦うことはできなくて、でもなにか違う戦い方を見いだせたらいいなぁと思って、今日も生きています。
ポジティブなメッセージを発信することは私にはまだまだ難しいのですが、それでもそういう味方がいるんだと思うと心強くて、ちょっと頑張ろうと思いました。
近所の倒れた木で、クリスマスリースを作る
子どもと一緒に、クリスマスリースを作りました。
出来たのはこんな感じ。
きっかけ
秋の台風のとき、すごくたくさん木が倒れました。あんな大きな台風は初めて経験しましたが、それは木も一緒だった模様で、市内の至る所で、ひどく傷んでいました。
近所でも、倒れた木がいくつもあり、なかにはそのまま放置されたままのものがあったので、「なんかクリスマスリースを作るのに丁度良さそう」と思って、いくつか拝借しました。
以下、作り方。
作り方
リースの土台となる蔓の輪っかも、飾りも全て100円ショップで購入。
この輪っかに麻紐をくるくる巻いていきます。
こんな感じ。
その、麻紐を巻いたところに、どんどん木の枝を差し込んでいきます。なるべく小さめに切ったものを、何度も差していくことでふわっとした感じにします。
また、てっぺんから、それぞれの方向に同じ向きになるように差し込んでいく方が、きれいに見えます。枝によってはちょっとチクチクするので、軍手をした方がいいかもしれません。
で、枝を差した状態のものがこれ。
ここからは娘の出番で、一緒に飾り付けをします。
てきとうに、ぐるっとリボンを巻きます。一番上のリボンは髪飾り用のものを購入しているので、ピンで留めています (クリスマス会で娘に付けたらかわいいかな、と。)
今度は、グルーガンを使って、松ぼっくりの飾りを付けます。娘がやりましたが、熱いので注意が必要です。
まだ、なんか物足りないので、鈴をつけました。
それで一応完成。
なにも飾りつけないほうが、潔くてかっこいい気もしますが、まあいいや。
作るのも楽しめたし、素人なりにそれなりのものが作れた気がするので、満足です。
その後、関西蚤の市という手紙社主催のマルシェに出かけたのですが、やっぱり素晴らしいものがいっぱいありました。
第5回関西蚤の市 | 2018.12.1.sat > 12.2.sun
家の植物は今、増え続ける多肉植物に侵食されつつあるので、今一度ちゃんと手入れしたいなぁと思います。
来年は、植物男子のボタニカルライフを目指します。
minimo(ミニモ)で0円カットしてもらってる
タイトル通りの話ですが、最近『minimo』というアプリで美容院を予約して、無料でカットしてもらっています。
まだ2回ほどしか使っていませんが、なかなか便利です。
なぜ無料なのか?
美容師側も0円カットの場合、利用手数料は無料になります。
無料でカットモデルを集められる、というのが最大のメリットです。無料以外のメニューも比較的手数料が安い、というのもメリットですね。
デメリットとしては、低価格であるがゆえに再来店の可能性が低い、というところですが、それはどの広告媒体でも共通の悩みかもしれません。
そうしたモデルを探すアプリはいくつかあるようですが、minimoの場合、CMなども積極的に出しており認知度が全く違うようです。また、集客は店単位ではなく、美容師さんの個人単位で行っています。そのため、確実に自分のための客が来てくれる、というのも魅力のようです。
この手の個人店は集客にホットペッパー等のサイトを頼りがちですが、それなりに高い広告料を搾取されていますので、迂回路としてこうした集客方法が生まれたのは、いいことだと思います。
0円カットモデルの場合、入社1年目~3年目くらいまでの新人が切るので、営業時間外で、店長のチェックがこまめに入るなどで、多少時間はかかります。最終的に店長が微調整してくれるので、仕上がり自体は全く問題ありません。
また、だいたいは、初回限りのサービスになります。次も0円がいい、という場合はほかの店かスタッフを指名することになります。
ちょうど近くに0円カットの美容師が数名いて、かつ募集時間帯が合えば、とてもお得にカットしてもらうことができます。
失敗しないために
新人のカット、しかも0円というところで、当然失敗するリスクもあります。心配な場合は、なるべくそれを低減するための対策も多少しておいた方がいいかもしれません。
・美容師の口コミ評価を見る
・ホットペッパーなどから店の情報・評価を確認する
・事前に詳しくやり取りする(チャットのような感じでできる)
・当日も、できるだけ注文を詳しく、仕上がりの不満も伝える
・ベテラン・店長のチェックを必ず受ける
無料だからといって、遠慮することはなくいろいろ言ってもらった方が美容師さんもいい練習になる、とのことです。新人とはいえ、美容学校を卒業した資格をもったプロではあるので。
また、客単価が低いから、新規客だから、といって手抜きをする美容師ももちろんいるかと思うので、その点は注意が必要です。店長のチェックがあればあまりそうしたことは無いと思いますが、コメントのやりとりがほとんどない美容師などは警戒したほうがいいかもしれません。
美容室の再来店の課題
minimoは、0円でカットしてもらえるという点では、非常に魅力的ですが、美容師側としてはそういう客は再来店してもらいにくい、というパワーバランスの悪いサービスでもあります。
再来店をしてもらいたい場合は、
・その場でLINE@に登録してもらう
・1,2か月後のフォローをする
・その場で次回予約を勧める・クーポンを渡す
・おすすめの美容品を特別価格で販売する
など、アプリ外での接客マーケティングが必要になろうかと思われます。
私のブログらしく一応統計を見てみますと、現在全国の美容室の数は25万件あります。
コンビニは約6万件、歯医者は約6万8000件です。薬局も約6万件。
圧倒的に数が多いのは美容室ですね。だからこそ、リピーター率は大事なんだと思いますが、かといって新規客も大事だし、マーケ分析するにはその数が多いに越したことはありません。
だんだん誰向けの記事なのか分からなくなりましたが、美容師さんに伝えたいこととしては、0円のリピート率の低いであろうお客さんであっても、それなりに有益に思ってくれたら、客としては嬉しいです。こちらも、練習台にどうぞ使ってください、という気持ちでやっています。
まあ男性の場合、安く済ませたい方は、1000円カットだったり、バリカンなどで済ませる人も多いかもしれません。
それはそれで、安いと思いますが、失敗のリスクはどの方法でもあると思うので、安心を求めるなら、「行きつけ」の美容院が一番ですね。
PayPay祭りのあとのTポイントの終わりの始まり
さて、20%という破格の還元率で客寄せを試みているPaypayですが、皆さん寄せられてますでしょうか。
こちら大阪では、あまり皆さん使っていないのか、私と行動時間帯が違うのか、ジョーシン行ってもファミマに行っても、とても珍しがられます。
(ワイモバイルユーザーなので、とりあえず使ってみた。)
何を買うのか?
正直、あんまり買うものないんですよね。Amazonでも楽天でもセールやってるし、ビックカメラやジョーシンで家電買っても定価が高い分、それほど還元も魅力ではなく。
ファミマでは、ビールなどの酒類も売ってるし、無印良品の商品も売っているので、そのあたりは魅力的かもしれません。
あと、ヤマダ電機なら日用品も売ってるはず。
1/10の確率といっても当たらない確率は9/10なので、n回買い物しても1-n乗分にしかならないので、当たるかどうかは分かりません、というのはさすがに文系の私でもわかります。まあ宝くじ買うよりはいいと思います。
祭りのあとに
新品未使用のiPadProがメルカリに出回っていますね。最新のボタンのないモデルのが、8万くらいで買えるので結構お得なのかも、と思います。
おそらく年内に祭りは終わるのではないかと思います。その後のポイントの使い道としては、のちに対応するであろうYahoo!ショッピングですね。
【重要】期間固定TポイントからPayPayへの変更について - お知らせ - Yahoo!カード
Yahoo!ショッピング等で付与される期間固定TポイントはPayPayに移行するようです。
ゆくゆくはTポイント自体がなくなるか、統合されるのかもしれません。そうすると、まぁPayPay自体は今後も使わざるをえないかなぁと思っています。(※Yahoo!プレミアム会員で、プラチナランクのヘビーユーザーです)
PayPay盛り上がってますが、Yahoo!の期間限定TポイントはゆくゆくPayPayに変わるらしいので、LOHACOユーザーとしては必然的に使わざるをえない。https://t.co/xPU0DgCL2m
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月4日
ツタヤでCD・DVDをレンタルすることもなくなってしまったので、もはやTカードは持っていないのですが、そろそろTカードの終わりが近づいているように感じています。
余談ですが、もともとマイナーなバンドのCDを借りることが多かったので、ツタヤさんはそもそもあまり使っていません。そんなマイナー好きな音楽ユーザーの憩いの場所、東京のジャニスはつぶれてしまいましたが、大阪のK2レコードは健在です。
音楽CD専門【K2レコード】CDレンタル 関西・大阪・なんば・日本橋でんでんタウン 郵送(宅配)返却OK 100以上のジャンル分け 10万枚以上の在庫
お祭りには乗っかりつつも、必要なものだけ買いそろえる、というところで乗せられすぎないようにしたいです。
年末だからこそ、財布のひもは固めに・・・(自戒をたっぷり込めて)。
なんか写真イベントやることになった件 #僕らのSnapmart
突然ですが、枚方市(ひらかたし)でフォトウォークイベントなるものを企画することになりました。
フォトウォークってなんだろう、私も(たぶん)したことがないのに響きの良さで使っています。たぶん、皆で写真撮りながら散歩することです。
急に決めたので、日程の余裕もなく12月22日(土)開催です。
まだまだ参加者、絶賛募集中です。
oursnapmart-kansai01.peatix.com
Snapmartユーザー(非公式)オフ会と称していますが、べつにユーザーじゃなくても構いません。写真を一緒に撮って楽しめる仲間が集まればいいなと思って、やっている企画です。
Snapmartについては、下記に詳しく書いています。ストックフォトサービスのiphoneアプリです。アプリなので、他のサービスに比べて気軽に投稿できるのがいいですね。
その辺りは圧倒的に使いやすいです。
なぜやるのか?
もともと、東京のほうで、同じくユーザーどうしの非公式イベントが開かれていて、その様子がとても楽しそうだったのです。
めっちゃ笑った。
— ぬま(旅するメガネ) / 0115~アイスランド (@megane_numa) 2018年12月7日
自分の謎の笑みと手足のバランス?角度?がめちゃきもい。#僕らのsnapmart pic.twitter.com/Z4k5uZcTD5
関西でもやってくれたらなぁ…、がいつのまにか「やりますか!」になりました。
ユーザーによるユーザーのための企画なので、「非公式」です。
非公式ではあるものの、社員さんがtwitterでRTしてくれたり、記事にしてくださったり、といろいろと集客面で協力いただいています。無料イベントにしちゃったし、金銭的に余裕がないので、助かります。
この記事にもあるとおり、Snapmartの写真は、一部分でも人物が写っていると売れ行きが飛躍的に上がります。本人が特定される場合はモデルリリースを取る必要があり、そのハードルの高さからも出品枚数も少ないのが現状です。
特に複数人であれば、なおさらです。そのあたりのハードルを乗り越えるための企画です。ユーザーどうしなら、モデルリリースも取得しやすいです。
モデルのリスクについて
自分の写真・家族の写真等を販売することについてリスクはないのか?というのは最も気になるところだと思います。
ただ、購入者情報のチェックは当然運営側でされているでしょうし、利用規約などでも不適切な取扱いは禁止されています。無断転載されるリスクでいえば、ブログやSNSへの写真掲載よりは低いかと思っています。出品した写真がどこに使われているか、などもSnapmartの場合、簡単に検索できます。
特定企業しか購入できない写真、というのもあります。その場合は、必ずその企業だけしか使えないので、そうしたクローズドな販売用にだけモデルとして起用する、というのもアリだと思います。
今回も、参加者どうしの約束事として、モデルリリースや顔の露出、SNSでの当日の様子の掲載OKかなどの確認は行います。
禁止されている利用方法 | ヘルプ - Snapmart(スナップマート)
イベントのメリット
そのうえで、イベントのメリットとして、下記を挙げます。
・初心者でも参加できる、写真コミュニティに入りづらい人でもOK
・フォトウォークなので、人物写真以外にもいっぱい撮れる
・参加者限定でSlackコミュニティに招待、ノウハウの共有
・複数人が写った写真撮影が可能
・他の人の撮り方が実践的にわかる、身につく
・自分の写真も撮ってもらえる(いつも撮影者側なので)
というところでしょうか。
まとめ
なんかボール飛んできた!@moron_non @peach07231 @yue00002 https://t.co/510oom3rvP
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月4日
(これだけ見ると、壮大なマッチポンプ感ありますが)半ば中の人から背中を押されて、勢いづいてしまいました。ユーザーが自走するサービスって素晴らしいです。自走させてくれる、というのもありがたいものです。
個人的に、クリスマスの写真が撮りたかったので、ボールが飛んできてすぐに始めてしまいましたが、継続的なコミュニティ形成をしたいと思っていますので、またやると思います。今回、都合が合わなかった人もぜひ、またご参加検討いただけたら、嬉しいです。
こんなすごいイベントにはできませんが、ささやかで楽しいイベントにしたいです。
サイボウズDaysで考えるインクルーシブな職場環境 #cybozudays
サイボウズ青野社長の講演
サイボウズのカンファレンスイベントに参加してきました。
基調講演を聴いて、少しブースを回った程度ですが。青野社長、プレゼン上手いというか声がいいですね。
主に、「働き方改革」という文脈で講演をされました。
業務効率化のためのクラウド製品を開発している会社なので、自社も働きやすい環境にする、というのは一貫しているところだと思います。
この辺のまとめ方は最高にわかりやすい!
— meg!! (@hyggem06) 2018年12月4日
大企業の基幹職のみなさま!!!(前職の偉い方にみてほしい…笑)
まず、幸福度からはじめてみませんか?
それぞれの幸福度を考えるということは自分自身と向き合うようになる、そうするとだんだん自立につながる気がする。#cybozudays pic.twitter.com/KND8Qaxt1n
(主に社員さん中心に)多くの方がツイートしているので、twitterのハッシュタグを追えば、内容の一部は把握できます。
サイボウズは、とにかく人事制度が特殊です。
100人いたら100通りの働き方がある、ということで、一人ひとりが出社時間も、給与体系も、在宅や複業をするかどうかも、自由な働き方をしているとのことです。
管理コストが大変なのでは、というのは当然の疑問ですが、柔軟な働き方ができれば、様々なライフイベントごとに社員が辞めることなく働くことができます。
離職率が低ければ、採用コストも教育コストも削減できるわけで、リソースを管理に集中させやすい、というのはあると思います。もちろん、ツールを使った効率化も最大限されていることと思われます。
人事評価は、市場価値における評価・社員間の評価などによって決まるそうです。
インクルーシブな職場環境
この辺の話が青野社長から聞けたのがよかったな、と主夫の私が思うのは、その少し前に、LITALICOの野口晃菜さんがこんな記事を書いていたからです。
おそらく、野口さんの言うところのインクルーシブな職場に一番近いのが「サイボウズ」です。(※LITALICOはよく知りません)
野口さんの記事は、障害者雇用の水増しの話に合わせて書かれたもので、「雇用率」だけ守らせても(守れてもいないけど)意味ないんじゃない?という趣旨の話です。
そのうえで、働く人が抱えるそれぞれの「困りごと」を無くしたインクルーシブな職場環境を目指すことが「障害のない社会」のために必要ではないかと訴えています。
障害は個人の側ではなく社会(環境)の側にある、というのがLITALICOの一貫した考えです。
その意味で、エンジニアが低スペックのPCで働く環境も障害のある会社ですし、子どものいる親がパフォーマンスを発揮できない環境も、障害のある会社です。
自由な働き方ができる会社は、多様な人材が働くことができる会社です。時間や場所の制約で、身体的・精神的な制約で普通には働けないけど、自由に働くことが許されるなら働けるかもしれない、という人は、結構たくさんいるように思います。
そして、それを活かしきれていない社会も会社も、もったいないです。
実際には、サイボウズも非常に人気のある会社だし、インクルーシブな環境のある会社ほど優秀な人材が集まりやすく、狭き門になっているというハードルの高さはあると思います。
地方の緩く働ける企業を探す
ただ、意外と地方の中小企業など、緩く自由に働ける環境がありそうな気がします。そうした事例の一つとして、今回登壇されていたのが、『株式会社お掃除でつくるやさしい未来』さんでした。
ホームページもなんだか作りかけみたいな会社ですが、いま全国にリモートの社員さんがいてマンションの共用部などの掃除をしており、そのほとんどが子どものいる女性とのことです。しかも、子連れで掃除に行ってOK、と。
子連れでオフィスに行ける、みたいな会社はよくあるかもしれませんが、子連れで現場に行く、というのがなんだか新鮮です。でもそれくらいの自由があってもいい、もっとあるべきと思います。
全国各地のお母さんスタッフをリモートで雇用してお掃除をする会社。お母さんが従業員の9割。福岡にしか事業所がないのに全国の雇用を作っている。
— rei asn (@reiasn) 2018年12月4日
各地のスタッフをクラウドで繋げて、掃除を孤独な仕事じゃなくしている。子供を連れて仕事をしてもよい。すごい事例だ。#cybozudays pic.twitter.com/pWnqbuYb6w
こういう事例が、もっともっと増えるといいなと思います。
厚労省も「くるみん」なんていういい加減な認定事業やってないで、ぜひ「インクルーシブ度」を計量可能なものにして、事例を拡大できる施策を行っていただきたいです。
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