京大卒の主夫

京大は出たけれど、家庭に入った主夫の話

ジェンダー

東大を舐めている人と縛られている人

先週は、note界隈で、「東大」がキーワードになる話題がホットだったなぁと思って。 どれもタイトルだけでお腹いっぱいだし、長いですが興味があれば。 note.mu note.mu note.mu みんなコンプレックス抱えてますね。東大の人も、そうじゃない人も。 もちろん…

スーパーで働く主婦の『安定と処遇格差』の共犯関係

『主婦パートタイマーの処遇格差はなぜ再生産されるのか』という本を読みました。 昨年末に出版された、とても分厚い鈍器本です。大きな図書館なら置いてるはずです。(値段も高いので買わないように。) 主婦パートタイマーの処遇格差はなぜ再生産されるの…

ネガティブなメッセージを受け止める『82年生まれ、キム・ジヨン』

ポジティブな話をしたので、バランスよくネガティブな話をします。 タイトルにある『82年生まれ、キム・ジヨン』という本を読みました。 内容については、詳しくは下記の記事や、公式にも特設サイトが作られていますので、そちらから引用します。 www.cinra.…

フェミとオタクと社会学者という釣り針

閑話です。 このブログは主夫の書いている育児ブログですが、一応、文学部の社会学専攻卒なので、ここ最近の騒動はあまり他人事には思えません。 一通り統計も研究の作法も習ってはいるので、なるべくは資料にあたりつつ、自分ごとについては「主夫」という…

父子手帳の意義と必要性

twitterで父子手帳のことが少し話題になっています。 子どもの10ヶ月検診に来て思うこと。母子手帳って、なんで母子手帳って名前なんだろうか。親子手帳のほうがよくない?小さなことだけど、男親の当事者意識を弱くさせて育児から遠ざける一因になってない…

子どもの好きな色、ダサピンクからの変化

小学校の授業参観に行くと、一年生のランドセルの色は、黒や赤はもはや少数派で、ピンク・キャメル・ラベンダー・グリーン・水色といったさまざまな色が、散り散りに(出席番号も男女混同なので)並んでいて賑やかでした。 誰が、どんな色を使ってもいい、と…

「生産性」がどうとかいう差別的な話

杉田議員の差別発言 杉田議員については、自民党議員になる以前からずっとヘイト発言を繰り返している人物として認識していますので、今さらこうした発言をすることに驚きはしません。 ただ、下記の記事に示されているように、生産性がどうとかいう話は、あ…

「おっさん」の生存戦略

「若者」をやめて、「大人」を始める タイトルの本を読みました。はてなでもお馴染みの、シロクマの先生の本です。単純に面白かったです。 「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか? posted with ヨメレバ 熊代亨 イースト・プレ…

専業主婦でも共働きでも、尊重される社会

6月1日の記事。同じ日に、似たようなことがそれぞれ書かれていました。 中野円佳さんの記事と、河崎環さんの記事。 news.yahoo.co.jp wol.nikkeibp.co.jp 私たちには、専業主婦か、働くかの二択しかないのでしょうか? 河崎さん(彼女は主婦を経て非常にキレ…

『体操服の下に肌着は着てはいけない』で植え付けられる抵抗感

先日、『 体操服の下に肌着は着てはいけない』という学校の謎ルールについて、学校とやり取りしました(※連絡帳で)。 奇しくも、SNSでも話題になっていたことのようで、朝日新聞も下記のような記事を出しています。 www.asahi.com うちの子は、それほど…

家庭科で習う技術と道徳のはなし

母親の手作り神話 先日、こんな話題がありました。 趣旨としては、家庭科の先生が「ミシンではなく何でも手縫いを」という方針を掲げていて、その理由が「ミシンを使ったら母親の愛情がない」というものだった、というものです。そんな家庭科なら教えないで…

女人禁制と相撲のはなし

相撲の女人禁制をめぐる話題が賑やかです。 べつに、人は間違える生き物なので、あわてた宮司が「女の人は~」と口走ったとしても、ごめんなさい、でいいと思うのですが、いろいろ言い方はありますよね。何度も炎上している相撲協会なので、そのあたりは炎上…