京大卒の主夫

京大は出たけれど、家庭に入った主夫の話

ストックフォトサービス『Snapmart』で写真を売る

写真を売って「小遣い稼ぎ」ができる事例の紹介です。

ハウツー的な要素がやや濃いので、そういうのが苦手な方は、目次をざっとみて飛ばし読みしてください。

 

 

Snapmartとは

Snapmartは、ユーザーがスマホなどで撮った写真素材を企業などが直接購入できる写真販売のプラットフォームサービスです。よくあるストックフォトサービスの一種ですが、iPhoneアプリから気軽に投稿ができる、素人感のある写真が売れる、という点が新しいところです。

従来のストックフォトは、プロ並みとまでは行かなくても、それなりに構図・被写体・光量・被写界深度など、様々な観点で厳しい基準で審査されるため、参入のハードルが高く、売れる写真もお決まりの構図・構成のものが多いものでした。

『素人の撮る生活感のある写真』のほうが、広告っぽさがなく、ユーザーに親しまれやすい、という付加価値を見出したところにSnapmartのすごさがあります。

 

創業者の江藤美帆さんが、開発し紆余曲折あって会社設立に至っています。そのあたりのことをMediumというマイナーなブログサービスでフォローしていた時に知り、最初期からSnapmartを使っています。

彼女の古いブログはこちら→ https://etomiho.com/@etomiho

 

また、彼女がInsatgramで一本釣りしてきた新卒の女の子

もろんのん (@moron_non) | Twitter

は有名なインスタグラマーです。彼女はInstagramが今ほど流行る前に、「かわいい」と絶賛されて6年前ほどからモデルをしつつ自身も写真を撮りながら活躍しています。フォロワーも多く、写真家とのつながりも深い彼女が参画し、広告塔として活躍することで、サービスの認知度が飛躍的に高まったようです。

 

MeetUpに参加してきた

f:id:lazy-planet:20180506141021j:plain

ユーザーどうし・ユーザーと社員の交流会もたまに開かれています。今年5月ごろにはじめて参加してみましたが、ユーザーどうしが仲良くなって互いの写真を意識するようになりました。いい刺激になるし、Snapmart的にもそれでいい写真が増えればwin-winですね。

どうやって稼ぐのか?

前置きはこれくらいにして、本題です。

写真販売

もちろん、写真が売れれば収益になります。収益率は、ユーザーのランクによって異なります。アプリを使いこなしているほど、ランクは高くなります。

フォトコンの賞金

同時に、フォトコンテストが常に開催されています。Snapmart主催のもの以外に、企業の販促として企画商品を撮影して投稿する、というものがあります。フォトコンテストの賞金も収益になります。

アンバサダーの商品

また、企業の企画商品の場合、企業から商品が送られてきて、それを撮影するケースもあります。その場合、その商品はそのままもらえます。Snapmart上ではアンバサダー企画と呼ばれています。

これまで、いいちこなどの焼酎3本、キリンのビール・酎ハイ、ペリエネスレポーション・スティックコーヒー詰め合わせ・コーヒーマシン等々をもらっています。

実際、写真もそこそこ売れるのですが、賞金やもらえる商品での収益のほうが大きいです。

 

どうしたら「売れる」のか?

2年ほどやってみて、売れた写真は100枚超えていますが、売上は総額で7,000円程度です。フォトコンの賞金が1万円のものもあるので、それだけで売上を超えます。賞金と商品も合わせれば、4万円くらいでしょうか。

やっていて分かる、売れるコツを紹介します。全て確率論ですが。

Instagramを日常的に使う

アンバサダー企画は「Instagramハッシュタグをつけて拡散してほしい」という条件が付けられます。そのため、Instagramを公開していて日常的に使っているフォロワーの多い人のほうがアンバサダーに選ばれる確率が高くなります。

twitterで社員をフォローする

Snapmartの社員のtwitterを見ると、こういう写真が選ばれる・こういう写真が欲しい、という情報を定期的に発信しています。それに応じた写真をアップしていれば、自然と売れていくことが多いです。

・ブログのアイキャッチを想像する

自分もブログを書いていると、洗濯してる写真とか、子どもの肌着の写真とか、運動会っぽい写真とか、欲しいなぁと思うことがあります。売れる写真の9割がアイキャッチや文中写真に使われています。自分で書いていて欲しいと思う写真、なかなか無いなぁと思う写真を考えて撮影します。

「いらすとや」などを見て、ニーズを探すのもアリだと思います。

・画像検索で上手い写真を真似る

よくある構図・よくある風景は、素人が撮っていてもやっぱり売れやすいです。特にテーブルフォトや物撮りなどは、Google画像検索で良さげな構図を探して、似たようなもので自分なりに配置してみればいいと思います。

・なるべくフォトコンに参加する

フォトコンの写真はユーザーどうしの「いいね」がつきやすく、「いいね」が多いユーザー・写真のほうが売れやすい・検索上位に来る傾向があります。

・定期的にアップする

江藤美帆さんの話によれば、購入者の多くは新着画像から探すようです。新しいものを定期的にアップしたほうが目に留まりやすい、ということです。

 

出してはいけない写真

・許諾のない人物写真

人物が特定できる写真はモデルリリースが必須になります。相手がSnapmartユーザーならタグ付け感覚でリリース取得が可能ですが、それ以外の場合だと面倒です。また許諾無しでアップするのは完全にNGです。

・家族の写真

これも可能な限り避けています。手などの体の一部のみ登場するときはありますが、顔は出していません。売れる確率が低いわりにリスクのほうが大きいです。

・粗い写真

写真を購入する際に、必ず出品者情報が表示されます。そこには出品者の撮影した写真の一覧が表示されるため、あまりよくない写真は載せないようにしています。

・企業のロゴが入った写真

一応出品できるのですがクローズド販売となり、その企業しか写真を買うことができません。風景にロゴが映っているのはどうなのか?みたいなところは、Pixtaの中の人に聞いたらグレーなところらしく、「それをメインで撮っているわけではない」と主張すれば通ることも多いようです。

東京スカイツリーが写っていたらダメとか、新幹線が写っていたらダメとか言われたらそれこそ使える写真なんて無いですし。

 

機材や小道具について

私も素人なので、高額な機材も小道具もありません。

スマホの写真も売れるのですが、やはり一眼レフで撮った写真をGooglephotoなどのスマホ連携でiPhoneに転送し、SnapseedやLightroom、VSCOなどのアプリで必要に応じてロゴを消したり彩度を上げてアップすることが多いです。

中古の一眼レフカメラ

最近少しいいカメラを買いましたが、これまで使っていたカメラは下記のものです。これで撮った写真もいっぱい売れています。

いま中古価格で1万円程度です。

OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-420 レンズキット E-420KIT

OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-420 レンズキット E-420KIT

 

加えて、今買うならこちらの中古レンズを勧めます。中古で2万円程度。ものすごく簡単にボケ味のでる写真が作れます。アイキャッチ画像程度なら、これで十分です。

OLYMPUS 大口径中望遠マクロレンズ ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

OLYMPUS 大口径中望遠マクロレンズ ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

 

フォーサーズの過去のレンズは総じていいものが多いです。中古レンズは、新品とは違いレビューが豊富に蓄積されているので、その評価も十分にネット上で確認できます。

f:id:lazy-planet:20180709171612j:plain

・小道具

基本的に小道具は100均で揃えたりしています。上の写真もほとんど100円のものばかり。

100均で買えるおススメ小道具は、

・木のプレート

・ビーカーやフラスコなどのガラス容器

・カラフルな文房具や雑貨

・LEDのジュエリーライト

・背景用の布・木目調のマット

・園芸用の砂やミニチュア

・かわいい柄の折り紙

等です。NaturalKitchenやSeria等で買えます。実生活上のインテリアとしてももちろん活用できます。

f:id:lazy-planet:20180616053426j:plain

この写真の背景の布は、枕カバーです。意外と手持ちのものだけでもなんとかなります。

スマホアプリ

写真の加工・補正はスマホアプリのほうが無料で優秀です。

・SnapSeed

Googleの写真加工アプリです。傾き補正・斜影変換・明るさの部分調整・ロゴの除去などが簡単にできます。

Lightroom

Adobeの無料アプリ(一部機能は有料)です。これがオススメなのは、「かすみの除去」機能です。比較的自然な加工で写真の明瞭度が高まります。

・VSCO

あまり使いませんが、ちょっと変わった加工をしたい、フィルターを使いたいときに使います。加工した!という感じの写真になりますが、全体的にマットな感じに仕上がります。

 

なるべく最小限の初期投資に留めれば、すぐに回収できます。

最小限の出費で(沼にはまらず)写真技術を楽しみつつ収益になるなら、おいしいですね。

まとめ

小遣い程度を稼ぐコツ的な記事ではありますが、主夫は基本的に収入源が少ないので、こうした小遣いの稼ぎ口を複数持っておくのことが生存戦略の一つとして有効です。

 

これ一本で稼ぐのは難しくても、こうした稼ぎ口が複数あれば、それなりにまとまった金額が毎月得られます。フルタイムで働けない、決まった場所・決まった時間・決まった人と働くのがつらいという人にとっても、こうした稼ぎ口を複数もっておくことは生活上の保険として有効に機能します。

 

ブログもそうですが、『成果物をネット上にストックし、誰かに活用してもらう』ことで得るタイプの収益は、やればやるほど積みあがっていきます。

ストック型のビジネスモデルをしている会社などで働いているとよくわかると思いますが、積み上げ型の収益構造は、一度先行して利益を得るととてもおいしい仕組みでもあります。

 

Snapmartは比較的新しいサービスで、プロレベルの人もそれほど参入していないので、素人でも勝ち上がりやすい状況がいまだに続いています。

その割に、それほど怪しいサービスではなく、ただウェブに使われやすい写真を淡々とアップしていくだけで小遣い稼ぎになるので、「生きづらさ」を抱えながらでもやりやすい仕事の一つではないか、と思います。

こうした仕事を続けるのは大変ですが、趣味の延長上で誰かに自分の写真を使ってもらえることはやはり嬉しいもので、そこになにかの「やりがい」が感じられてもモチベーションになれば続けやすいと思います。

そのあたりの「売れる」喜びが原動力になるのはメルカリやminnneなどのハンドメイド雑貨の販売プラットフォームと共通かと思います。

「売れる」商品を作るのに、この記事がなにかの参考程度になれば幸いです。