note毎日更新2か月目の備忘録
こっちのブログは、相変わらずのんびりやっていますが、noteは一応毎日更新を続けています。
とはいっても、一記事あたり1000字くらいに抑えているので、書いている分量ははてなとそれほど変わらないかもしれません。
先月は、バズった記事があったので、測りにくかったんですが、今回は特にバズはなく、こんな感じに。
PV的には、今のところはてなブログより少ないですが、すぐに追い越しそうな勢いです。このへんは更新頻度の高いほうに利がありますね。
前回も書いた気がしますが、noteは言葉のInstagramだと思って書いています。
若干ポエミーでも許される空気感が素晴らしい。もっともらしいことを言っているようで、何も言ってないようなことも書いてしまってると思いますが、ついでにそれも許してください。
おかげさまで、最近よく人を泣かせています。人たらしになれそうです。
この文章は、本当に泣きそうになりました。
— 張本 舜奎 #LINDA HOSTEL 106 (@shunkeii) 2019年2月23日
"わたしは彼の作る空間に、ひょっこりとよく現れる「何者でもない」おじさんでいい。特別な誰かのためでもない、誰にでも開かれた場所をきっと彼は作ってくれるから。"https://t.co/lxlGxxlEgd
嬉しすぎるので泣いていいですか。
— もろんのん🍓📷photographer (@moron_non) 2019年2月25日
文章と写真に優しい人柄が溢れている。
なんでもない日々の写真を「売る」こと #僕らのSnapmart #Snapmart @lazy_planethttps://t.co/wLRzTEDCpU
noteを更新してみて気づいたことを加えてみると、意外とネガティブでうじうじしたことを書いている人も多い、ということです。
キラキラ系のリア充ばかりの世界だと思っていましたが、毎日更新する人が多いせいか、かなり内面を吐露している人が(たぶん私含めて)たくさんいます。
だんだん書くことに慣れてきて、あるいは書くことがなくなってきてどんどん負の感情もにじみ出てくるわけですね、とてもいいと思います。
そういうインターネットの世界が好きです。よかったら、ウォッチしてみてください。
2か月書き続けていますが、意外とネタには困っていません。たぶん、1000字くらいの文章が、ちょうど一つの思考のスパンと過不足ない感じで合っているからだと思います。
あと、人の多いサービスはいいなぁと思います。なんだかんだで、「スキ」がもらえれば続けられる気がします。
特に、何の目標も立てているわけではないのですが、もう少しnoteで遊んでみようと思います。
メルカリでわたしが売らない本
メルカリで本を買って本を売る、というライフハックをプラットフォーマーであるメルカリ自身が推奨することについて、勝間さんが痛烈に批判しています。
お怒りはごもっともです。
別に古本屋と同じといえばそうだし、ヤフオクの時代から同じことをしていた人は少なからずいました。
ただ、公式が声を大にして言うことなのか、というところのモラルの問題なのかと思います。
わたしの場合、メルカリでそれなりの金額で売れるおかげで、次の新刊を躊躇なく買う原資になっています。そのため新刊の売上に寄与している部分が大きいと判断し、この方法を推奨しています。
メルカリで売らなかったころは、そもそも高い新刊は買わずに図書館か古本屋を利用していました。
そして、本棚に何ヶ月も読まれないままに旬を過ぎていく本と、話題のあるうちに何人もの手に渡って読まれていく本と、どっちが幸せなんだろう、と思うわけです。
このあたりは、価値観の違いだと思っています。 わたしは、ただ本棚に眠らせておくだけよりは、それを共有し、欲しいと思った人に売る、という方法をとっています。
勝間さんの本も「旬」があります。ホットクックの扱いについて書かれた本は、今は読まれても5年、10年後も同じように読まれるかというとそうではありません。
時代の変化とともに、内容が古くなり、その価値が失われれば、当然価格も下がります。その意味で内容の古い新刊は割高です。一方で、内容は古くても価値の失われない本などもあります。名著といわれる小説や絵本の類はそうだと思います。
「ぐりとぐら」は50年近く前の本ですが、いまだに愛され続けています。
作者を応援するために皆が新刊を買わなければならない、というのは少し息苦しいです。
文庫化すれば単価は下がるし、単行本もよほどの希少性がなければ、むしろ人気本ほどブックオフの100円棚に置かれます。ブックオフでやがて不動在庫となれば、ゴミとして捨てられます。売れない商品をいつまでも置いておけないからです。
本が好きな人間としては、ゴミになるような本は、なるべく少なくしたい。
いろんな意味で。
この件に関しては以上ですが、タイトルの話をします。
売価1,000円未満の本
出品もバーコード読みとるだけ、売れたら包んでコンビニに出すだけ、なんですが、やっぱり手間です。それだけの手間をかけて、300円の本を売るのも実りが無いのでやりません。
文庫本、新書や雑誌の類は基本的には売りません。また、単行本で出版年数が1年以上経過しているものもほとんど売りません。
このあたりは、なるべく旬のうちに売る、というのが基本になります。リセールバリューのない本は売りません。
手放す場合は、わたしよりうまく売ってくれそうな古本屋に頼みます。次に書きますが、「この文脈の棚に置いていたら売れる」という本があるからです。
面白くない本
自分が読んで面白くない本でも、ほかの誰かにとってはドンピシャで面白いこともあると思います。
でも、絶対これつまらないし貴重な他人の時間を費やしてまで読ませる本じゃない、と思うものは、売りません。
面白くて、他の人にも読んでほしい本だけを共有棚(メルカリ)に並べています。そうすることで、わたしの出品傾向に対してファン(固定客)も生まれます。
セレクト系の古本屋でもなんとなくこの本屋でこの並びにおいてあったら、良さそうな本だな、と手に取りやすくなります。同じように、「わたしが出している本なら面白いのかも」という心理が働き、ただ何でも出品するよりも売れやすいのです。
古い情報もの
いわゆるハウツー系の本は古典と呼ばれるものを除けば、情報が古くなります。
特に、法律やITに関わる本などが該当します。それを買った人に誤った知識を与えたくないですし。そもそも、あまり売れる類のものでもないです。
まとめ
メルカリは、インターネット上のフリーマーケットであって、個人間で売買を楽しむものです。個人が買った所有物を個人が売るだけなので、プラットフォーマーや著者の考えや意見に関わらず、個人どうしの需給が満たされてればそこで取引が成立します。
本が大好きだからこそ、もっと多くの人に良い本が行き届いてほしいと思っています。
生産者たる著者にとっては、「本」だけで生き残るのは厳しい時代なのかもしれませんが、伝えたいことを伝えるために本を書いているのであれば、その内容は多くの人に伝わるべきです。
古本で著者のことを知り最新作を読みたくなったら新刊を買う、という購買行動もあっていいと思いますし、特に中高生をはじめとしたお金のない層にとっては、ブックオフをはじめとした手ごろな価格で買える古本屋は今も昔も非常にありがたい存在です。
もちろん、メルカリが全てではないので、それ以外の方法で著者の尊厳を守りつつ、多くの人にわたしの本棚を共有できる方法があれば、それを実践したいところです。
わたしのオススメの中古カメラとレンズ
おすすめのカメラのはなしをします。
ブクマの補足です。
最新スマホならカメラ初心者でもアートに撮れる? 「自撮り写真展」を開催してみた|TIME&SPACE by KDDI
中古の安いカメラ(1~2万)、f値2.8以下の明るい中古レンズ(2万~3万)でとりあえずスマホ以上の写真は撮れると思う。同じメーカーでもマウントが違うこともあるのでそこだけ注意。
2019/02/22 07:38
わたしはカメラの機材は基本的に、中古で揃えています。
理由はいくつもあります。
・新品は高い
・新品はレビューが少ない
・新製品ほど作りが安い
・ボディは古くても大丈夫
・いいレンズは古くてもいい
などなど。
新製品の悪いところは、それがいいかどうかの情報が少ないことです。スペック値だけでは分からないのがレンズの怖いところです。純正でなければ、なおさらです。
カメラ本体(ボディ)
OLYMPUS ミラーレス一眼 PEN E-P5 17mm F1.8 レンズキット(ビューファインダー VF-4セット) シルバー E-P5 17mm F1.8 LKIT SLV
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2013/06/28
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (3件) を見る
この商品、上のAmazonのものは、ビューファインダーとパンケーキレンズ付いて45,000円ほどですが、ボディ単体ならヤフオクなどで25,000円ほどで購入可能です。
約6年前の製品ですが、わたしはつい最近まで11年前の一眼レフカメラを使ってました。
それでも、ブログに載せたりするには十分です。A3くらいまではきれいに印刷もできます。ボディの性能自体は、昼間に静物を撮る分にはそれほど変わりません。
新しいカメラは、夜でもフラッシュ無しで撮れる、手振れ補正が強力、などそういうところが進化しています。
オリンパスPEN E-P5は6年前の発売以降、後継機種こそ出ていませんが、PENシリーズのフラッグシップモデルです。
手軽な大きさで、Wifi転送も可能で機能性も十分、質感も非常にこだわった作りです。
というのを勧めたら早速買ってくれた人がいました(回しものではありません)。
さすが、行動速いです!これから春になると撮影楽しくなりますね!素敵なカメラライフを♪
— yuki ota (@lazy_planet) 2019年2月19日
レンズ
一眼レフカメラの特徴は、撮影したいものによってレンズを変えられる、というところです。
そして、レンズは明るいのが正義です。
レンズが明るいって何?という話だと思いますが、雑にスペックのはなしで言えば、F値が小さいレンズを明るいレンズといいます。
F2.8以下のレンズなら、だいたいきれいにボケ感が生まれる、「一眼っぽい」写真が撮れます。
なんでもボカせばいいってもんでもないですが、スマホでは撮れない、加工しても不自然になってしまいがちな写真が、明るいレンズで撮るだけで撮れるようになる、というのは、一眼レフカメラの一番の優位性かと思います。
最近はミラーレス一眼レフが主流になりつつありますが、オリンパスは比較的昔からミラーレスカメラを作り続けているので、サードパーティ製のものを含め、たくさんレンズがあります。
各社で共通のレンズが使えればいいのに、困ったことに全部規格が違うので、他社のレンズはつけることができません。他社に乗り換える際には、これまで集めたレンズを一掃して、そのお金で新しいレンズを買い直します。*1
レンズ沼にハマった人が、レンズは資産だと言い訳する理由でもあり、中古市場の恩恵に預かれるのもそのためです。
ボディがオリンパスならオリンパスのレンズなら大丈夫なんですが、オリンパスのレンズも少し昔のと今のとで規格が少し違うので注意です。 「マイクロ」と名のつくものを選びます。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 ブラック マイクロフォーサーズ用 単焦点レンズ
- 出版社/メーカー: オリンパス
- 発売日: 2014/02/28
- メディア: Camera
- この商品を含むブログ (1件) を見る
これだと中古で25,000円ほど。F1.8なので、相当明るいほうです。
もう少し安いものを、という場合は、SIGMAというサードパーティ製のレンズをオススメします。
こちらは明るい定評のあるレンズですが、新品でも15,000円ほどと安いです。
SIGMA 単焦点広角レンズ Art 19mm F2.8 DN ブラック マイクロフォーサーズ用 ミラーレスカメラ専用 929732
- 出版社/メーカー: シグマ
- メディア: Camera
- この商品を含むブログを見る
同じ名前でキャノン用、ニコン用などもあるので注意してください。
ただし、これらのレンズはズームはできません。19mmというのが、カメラに映る画像の距離を示すものですが、詳しい説明はおいといてフォーサーズなら、これくらいの距離が一つの標準です。
「ズーム」という機能をつけるだけで途端に値段は跳ね上がります。自分が近寄りさえすればズームは補えるという精神で、まずはズームなしのレンズをオススメします。
カメラのはなしをすると、レンズが欲しくなりますね。
最後に少しだけ宣伝です。
Snapmartの非公式オフ会第二弾を明日、2月24日にやります(宣伝遅い!)。
oursnapmart-kansai02.peatix.com
正直、イベントの集客とか企画とか向いてる性格ではないのですが、がんばってやってます。次はもっと、自分の色を出したいところです。
今回はちゃんと(twitterやnoteでは)2か月前くらいから告知していたので、わりと参加者も集まって嬉しいです。
カフェっぽい感じのレンタルスペースでやるので、気兼ねなくわいわいと楽しめそうです。当日飛び入り参加でもOKなので、良ければ遊びに来てください。
*1:アダプタをつけることもできますが
paypayで本が買える件
小ネタばかりですみません。
paypay祭り第2弾ですが、対象店舗が増えてます。
タイトルどおりですが、本が買えます。完全に私のターン。
Paypayが使える本屋さんが駅前にあるんですが、危険すぎじゃないですか。。
— yuki ota (@lazy_planet) 2019年2月13日
キャンペーン期間中は5000円以下の支払いであれば最低でも、2割引で本が買えます。
私はワイモバイル契約なので、5回に1回の割合で1000円分還元されるので、割引率はそれ以上になります。
ちなみに4回買って2回当たってるので、完全にラッキーです。
(これ以上はやめときます、たぶん。)
大阪周辺で、取り急ぎ使えるところは、
・LIBRO 江坂・新大阪・なんばウォーク・イオンモール鶴見
・蔦屋書店 梅田
・文学館 緑地公園駅
・とらのあな なんば
・清風堂書店 梅田
等でしょうか。(検索したらもっとあります)
チェーンの書店から駅前の小さな本屋さんまで、結構いろいろあります。
東京だと、同じくリブロ・蔦屋書店・文教堂などのほか、あゆみBOOKSや千駄木の往来堂書店さんでも使えます。
検索の仕方は下記の通り。近くのお店→検索窓にて「書店」と入力。
検索窓には薄いグレーで「店舗名を入力」と書いてありますが、カフェ・家電などと業態を入力すれば、ヒットするようになっています。意外と便利。
ぜひ、この機会に素敵な積読をお楽しみください。
FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
- 作者: ハンス・ロスリング,オーラ・ロスリング,アンナ・ロスリング・ロンランド,上杉周作,関美和
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2019/01/11
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る
オンラインサロンと地域コミュニティ
オンラインサロンについて思うこと
最近、オンラインサロン界隈の炎上がにぎわっていて、いろいろと思うことはあるのですが、ここのブログの主旨に絡めて言えば、わたしはすでにPTAや町内会に「お金を払ってタダ働きの労働を提供」している人間だなぁということです。
なので、タダ働きしている信者の気持ちが全く分からないわけでもない、かといってオンラインサロンと地域コミュニティはまた全然違うものだよなぁ、と考えあぐねてこうしてブログを書いています。
みんなそれぞれ、そんなもやもやを抱えているようです。
彼女がこの記事で書きたかったのは、「僕が頭悪いから」塾長に教えてもらおうとした、と言った塾生の言葉の悲しさ、人間の弱さです。
このような弱さは何も塾生たちだけに限ったことではない。カリスマに惹かれ、思考停止に陥る可能性は誰もが持つ。様々な趣味サークル、宗教、スピリチュアル、オンラインサロン、あるいは就職した企業の中で。「これさえ信じれば救われる」は、手を変え品を変え発信されている。
むしろ、本当に振り切れた強い人間は、裁判になって刑を執行されたとしても、自分はただ信じたことをしただけだ、としか言わないでしょう。
でも、そうしたものに取り込まれてしまう弱さが人間にはある、というどうしようもない悲しみを、どう救えばいいのでしょうか。
わたしが加入したオンライン(?)サロン
さて、わたしもいくつか、オンラインサロンに加入したことがあります。
主夫ブロガー、漫画家のムーチョさん主催の『家事研究部』
月額1000円くらいだったかな。
非常にマメな方だし、話題も豊富で、新米主夫の私にもいろいろと丁寧に教えてくれました。彼のつながりは多様で男女問わず海外在住の方も多く、そうした方の家事の話を聞くのも面白かったので、月額1000円のコンテンツとしては充分なものでした。
今は、Facebookグループも無料になり、(そもそもほとんど投稿されなくなりましたが)そのグループメンバーとはいまだに繋がっています。
スマホアプリSnapmart主催のコミュニティ
厳密にはオンラインでもないですが、写真販売アプリのSnapmart。こちらは、オンライン上で写真の添削教室をやったり、写真のコツを共有しています。
これも無料かつ選抜メンバーなので、オンラインサロンと比べるのも変ですが、写真を通じて知り合いが増えるのもいいなあと思いました。ずっと、趣味は一人でやるものだったので。
実際、主催者の利益に沿うような非公式オフ会というタダ働きもしているのですが、これもまたユーザーとして利益は少なからず享受しているし、公式さんがガンガンRTしてくれているおかげで集客に何のお金もかけずに成り立っている共犯関係もあります。
ファザーリングジャパン関西
あとは、NPO団体のファザーリングジャパン(関西)。またオンラインサロンではないですが、会員として活動に参加しています。わたしは東京の本家と関西のそれぞれに払っているので年会費2万円です。正直関西にいれば、本家のほうに入る必要はありません。私は寄付のつもりで払っています。
これまたオンラインだけのつながりではないし、ずいぶんタダで飲み食いしたり、写真の仕事を紹介してもらったりとしているので、お世話になっています。
今日も、ボランティアでイベントの手伝いに行きましたが、子どもたちといっぱい遊んで超楽しかったです。
それら全て、目に見える恩恵があった、と思います。
主夫としての自分のモチベーションを高める、写真の技術を向上させる、パパ友が身近にできる、遊べる。単なる「つながり」以上のものがあるからこそ、コミュニティの価値が生まれていました。
ブログなんかもそうですね。ブロガー同士の交流や励ましあいがあって続くものです。それ自体はべつに否定するものでもなく、ただ楽しいことをお互いに共有してそれぞれが続けられる場所として意味のあるものだと思います。
ただ、コミュニケーションの密度が濃いからこそ、そうした恩恵が受け取れるのであって、コミュニティの規模が大きくなればなるほど、 その恩恵は希薄化し目に見えにくく、享受しにくいものになります。そしてコミュニティが大きくなればなるほど、サロン主の知名度が高いほど、サロン主に払う対価は高くなります。
実際に、恩恵を受け取るためには、サロンオーナーと近しい関係であるしかなく、結局のところ構造的には社畜と変わらないピラミッド型の組織になってしまいます。トリクルダウンなんてありません。
高い対価の割に合わない状況なんですね。
地域コミュニティについて思うこと
では、地域コミュニティはどうかといえば、自治会、子ども会、学童保護者会、PTAとなんだか所属しているコミュニティ多すぎやしませんか、という状況になりつつあります。当然それぞれに会費があり、それぞれに役割も回ってきます。
子どもが2人、3人と生まれれば、保護者会の類は2倍、3倍にもなります。
ある保育園の先生はある秋に5週連続で運動会をした、と言っていました。自分の勤務先、小学校の子ども、別々の保育園の子ども×2、地域の市民運動会、などとなればそうなっちゃいますね。辛い。
本当にその全てが必要なものなんでしょうか?
地域コミュニティにおけるオンラインとの違いは、当たり前ですが物理的な距離です。同じ地域に住んでいる人同士が仲良くする、ということの物理的・心理的な安全性は代えがたい地域の財産です。それ自体は何も悪いものでもなく、長い年月をかけて醸成されるべき文化のようなものだと思います。ただ、その維持管理には相応の金銭的コストや労力がかかります。
そうした相応の負担やコストを無視して地域コミュニティを疑いもなく信奉してしまうような人の傾向が、オンラインサロンにハマってしまう人の特性と似ているような気がしてならないのです。
そもそも、地域活性化だの、地域のつながりを大事に、とか地元の人とのコミュニケーションのある観光といったグリーンツーリズム的な地方の扱われ方は、一見地域に価値を見出しているようで、その地域に住む人をおもてなし要員としてタダ働きして疲弊させるものだとしてたびたび批判を浴びています。
その批判は、オンラインサロンの批判に通じるものがあります。
無理のあるコミュニティは続かない
コミュニティは作るのは簡単ですが、続けるのはとても難しいものです。
どこかに無理のあるコミュニティは長くは続きません。実態以上に大きくなったコミュニティも、個人の無償の奉仕で成り立つコミュニティもいつかは無理が来ます。
サロン主には適度なコミュニケーション、適度な世話焼きを率先してやることが求められるし、そうしたもてなしがあって、はじめてコミュニティの生産性が上がるように思います。
加入していないオンラインサロンのことはわかりませんが、少なくとも加入しているサロン的なコミュニティでは、そうした「世話焼き」あるいは「コーチ」係がしっかりと仕事していました。
地域でもたしかに、そういう「おせっかいおじさん・おばさん」がいます。そういう人の善意で成り立っているものでもあり、一方でそれだけを頼りにするのもまたリスクのあるコミュニティだなぁとも思います。
実際には人は一つのコミュニティだけに所属するものではなく、いろんなコミュニティをまたぐようにして生きているので、ある一つが危機的な状況になってもリスク回避はできると思います。
だけど、その一つ一つが負担になったり、変な権力構造が生まれている息苦しいコミュニティに巻き込まれると「生きづらさ」が増すのだと思います。
フリーランスのコミュニティマネージャーなる肩書きを持つ長田さんもなかなか面白いことを書いています。彼は、素晴らしく前向きで世話好きな好青年です。
地域地域と言うけど、その地域っていったい誰のことなんですか?っていうところの問題意識はしっかり持っていたいなぁと思います。そのへんは、「社会の受け皿」ってなんだ?というところと通底しています。その前提を忘れないで、いろんなことを考えていきたいです。
習い事か学童か、ちょうどいい子どもの放課後の過ごし方
我が家の習い事について、とりとめなく書きます。
習い事のメリットと費用感
うちの子は、ピアノと体操教室に通っています。どちらもそろそろ1年。よく続いたなぁと思います。
ピアノはまだまだ下手だし、歌も音が外れていますが、体操はやっててよかったと成績表を見て思いました。
低学年で躓きがちな、「逆上がり」や「マット運動」「跳び箱」といったものが得意になるだけで、「体育嫌い」がなくなります。学校の先生はどうしても一対多のコミュニケーションしか取れないし、親も教えるのが大変なところなので、それを外部化できたのはよかったなと思います。
ピアノについては、id:for-mom さんのブログが参考になります。同じくヤマハのグループレッスンですが、ここまで続けられるだろうか。
周りの子はそろばん、英語教室、スポーツ少年団などのサッカーや野球、そして水泳など、やはり多い子は毎日のように通っています。集団スポーツはまた独特の楽しさやスポーツ特性が鍛えられそうなので、なにかやらせたいところです。
毎日のように習い事や民間学童を利用する理由は、様々かと思います。
・子どものやりたいことをさせたい
・子どもの能力を伸ばしたい
という表向きの理由だけでなく、
・放課後預かってくれる場所を確保する
・公営学童に入れない、人間関係や運営方針に合わない場合の保険
・保護者会などの面倒からの解放
など、多分にやむを得ない事情が加わります。
そろばん教室のなかには、週に何度も通っていい、とかお迎えの時間まで預かってくれるなど、かなり柔軟に対応してくれるところもあるようです。たしかに、そろばんって結構な頻度でやらないと身につかないですよね。
また、わたしの家の近くにも、民間学童があります。ここは英語教室も兼ねた学童で、全ての会話を英語で行うそうです。
料金は非常に高く、週5通わせると約7万円、加えて教材・おやつ代などが加わります。わたしの知り合いは、週2だけ利用し、残りは公営の学童を利用といった形で行っているようですが、それでも月々4万円近くかかっているようで、なかなか世知辛いです。
習い事もおおむね、週1の利用で月5000~8000円ほどかかります。いくつか組み合わせると簡単に月に万単位のお金がかかります。
また費用面だけでなく、やはり質の良し悪しはあるようです。
それはどんな習い事でも公営の学童でも共通ではあるのですが、民間学童は費用が高いだけに期待値も高く、親としては残念なばかりか子どもの貴重な時間を無駄にしてしまった感覚にも襲われます。
もちろん、人生には失敗がつきものなので親がそのことで自分を責めることは全くしなくていいと思います。悪いのは、質の悪い業者です。
安い公立学童と待機児童
公設or公営の学童*1は、年々増えていますが、児童数の減少に対し入所児童数が増えていることで、全く追い付いていません。「#保育園落ちた」ムーブメントの次に待っているのは、「#学童落ちた」です。待機児童含む保育園児の推移でだいたいニーズ分かるだろうに、なんなんでしょうか。
下記の資料を見ると、大阪では4人に1人が学童に通っています。
(※大阪の学童保育 第44集 資料集 2018年度版より)
費用面では、大阪府内の市町村はどこも月額0円~8000円程度で収まっています。
※上記の資料集では、大阪の全ての市区町村の学童保育の料金などの詳しいデータを見ることができます。~市学童保育運動連絡会などの会に加盟していれば、これらの資料集も学童単位で配布されますので、ご興味のある方は所属の学童の役員に問い合わせてみてもいいかもしれません。
さて、いわゆる「留守家庭児童対策事業」と呼ばれる学童保育は、「放課後の子どもたちの居場所」「安心して遊べる心理的にも物理的にも安全な場所」であって、習い事のように何かを教わる場とは厳密には異なります。
なので、習い事や民間学童と比較すること自体があまり適切ではないし、勉強や学びだけが子どもの放課後の過ごし方ではないので、個人的には、公営の学童を利用しつつも習い事などもうまく混ぜ込みながら、遊びも学びも充実したものになれば、と思っています。
我が家の困りごと
まあ、なにが困ってるって、同じ学童に通ってる友達の影響で、子どもが「英会話に通いたい!」と言い出したところですね。。
もちろん、通信教育とかオンラインでもできなくはないのですが、たぶんそういうのじゃなくて「友達と一緒に行きたい」が本音のところなんだろうなと推察されます。
しばらくは、子どものやる気を様子見しようかなと思っています。
英語に関してはどうすればいいのか、親も正直よく分かっていません。車の運転のようなもので、普段から使っていなければ身につかないし、必要性がないと正直なかなか覚えられません(わたしも苦手です)。そもそも習うほど要るのかどうかというところも謎で、むしろ英語じゃなくてもほかの言語でもいいんじゃないか、という気もします。
英語の勉強については詳しいブロガーさんたちが多そうなので、いろいろと教わりたいところです。わたしもリサーチしたいです。
*1:公設公営、民設公営、公設民営、保護者運営いろいろありますが、とりあえずまとめてこういう書き方にしておきます
メルカリで本の送付先を間違えた場合の対処法
せっかくなので、メルカリでの失敗の話もします。
タイトル通りですが、こないだ失敗しました。
それぞれの購入者に互い違いに本を送ってしまい、先方から連絡がきました。
「荷物を開封したところ、○○というおそらく別の購入者様の本がとどきました。さて、どうしましょう?」
・・・。
さて、どうしましょう?!
結論だけ先に書きます。
- 迅速に双方に謝罪、返送を依頼する
- その際に、300円(送料込)で先方に出品してもらう
- 先方の出品した300円の「専用出品物」を購入
- 購入品(返品物)が届き次第、再発送。再発送時は先方の住所を伺う
- 先方が急ぎの場合はAmazon等から新品を発送(返送されたものは再出品)
(※なお、送付物がA4サイズ・厚さ3cm以内の場合に限ります)
(※こちらの過失ではなく明らかな配送ミスならメルカリが補償してくれます)
300円出品による着払い発送
がこの話の肝です。
迅速に謝罪・対応連絡
まずは誠心誠意、謝罪します。以下、テンプレです。
大変申し訳ございません。
発送の際に誤って別の購入者の方の品物を発送してしまいました。そこで大変お手数おかけしますが、お時間のあるときに返送の手続きをお願いできますでしょうか。
返送の際、着払いですと窓口に行く必要があり、お手間をおかけしてしまいますので、○○様のほうで「ゆうゆうメルカリ便」発送で300円で専用出品いただき、私がそれを購入する形で、ご返送いただけますとコンビニ等で発送できて最も手軽な方法と思います。
双方の返送を待ってからの発送だと、大変お待たせしてしまいますので、よろしければ新品をこちらで購入し、ご指定のご住所に発送させていただきます。その場合、amazonからの発送になりますことをご了承ください。
以上、ご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
なぜ、このような対応をするのか、については後述します。
とりあえず、先方負担をなるべく少なく、かつこちらの費用負担も最小限に、迅速かつ誠意ある解決方法を探った結果、こうなりました。
着払い返送としての300円出品
こちらは、とても優しい先方から提案いただいた返送方法です。
通常、着払いで発送すると、一般的な本の大きさであっても、送料は最安でも300円以上かかってしまいます。
しかし、メルカリの発送システムである「ゆうゆうメルカリ便」を使うと、A4サイズ・3㎝以内の商品は175円でコンビニ・郵便局から発送可能です。
メルカリの最低出品額は300円です。
300円で先方が出品し、私が購入するという手続きを取り、ゆうゆうメルカリ便で発送していただければ、こちらの負担は300円で済み、先方は10%の手数料と送料を差し引いた分だけ利益になります。
わずかの額ですが、迷惑料としては妥当です。また、先方としても、窓口に行かなくても24時間コンビニ発送が可能なのも、手軽でいいですね。
先方に出品していただく際は、てきとうな壁紙画像とタイトルだけ「○○専用」とつけて出品してもらいます。万が一にも他の誰かに購入されるリスクを避けるためです。
もう一つ、着払い費用を回避する方法としては、一旦取引キャンセルしたうえで、先方負担で送付していただき、その負担分を再出品時に差し引いて購入してもらう、という方法があります。
こちらのほうが費用的にはベターではあるのですが、キャンセルには双方の同意が必要であること(時間がかかる)、2回もキャンセルしてしまうことによるアカウント停止のリスクなどを考えて、今回は避けました。
先方の住所を伺う
『クリックポスト』の単価が上がってから、『ゆうゆうメルカリ便』を配送方法に指定している人が多いと思います。
その場合は匿名配送になるため、先方の住所がわかりません(こちらの住所も知られません)。
ただし、送付は一度限りで、再送の際には、『ゆうゆうメルカリ便』を使うことができないため、先方の住所を教えてもらう必要があります。
もし、先方が住所の明示を嫌がった場合でも「一旦取引をキャンセルし再出品する」ということで、再度匿名で送ることができます。
Amazonでの発送
先方が急いでいるかどうかにかかわらず、一旦こちらからそういう提案をします。
先方から返送されたものを再送する、となると最短でも4,5日かかります。Amazonでの発送であれば、住所さえお聞きできれば、返送を待たずに発送できます。本の価格は定価ではあるものの、送料無料で翌日に届きます。
私はもともと、ほとんどの本を定価の8割程度で出品しています。再送する際にかかる送料などを考えると、Amazonで新品を買って発送するのとそれほど大差ありません。返送されて手元に残った本は、また定価の8割で出品します。
ちなみに、とりあえずそう提案したものの、相手が「別にゆっくりで構いませんよ~」という優しい人だったので、結局新品は買ってません。
また、古本のわりに高めの料金設定だなぁと思われるかもしれませんが、メルカリでは値引きの文化があるので、値引きには割と柔軟に対応しています。
対応は迅速に
これらの対応をなるべく迅速かつ、やり取りもなるべく最小限に行います。早めに問題に対処することで信頼感が増すのは、一般的な仕事と同じですね。
今回もおかげで悪い評価がつくことなく、取引を終えました。というか、先方がお二人とも、本当にいい人で助かりました。。本当にありがとうございます。
なぜ間違えたのか?
以下、反省です。
『ゆうゆうメルカリ便』だと、デフォルトで匿名配送であるために相手方の住所がわかりません。
コンビニの窓口で送付用の用紙を入れる際には、商品の品名を確認して間違えないようにして、荷物のほうにも本のタイトルを手書きで書いていたのですが、なにぶん窓口で急いで用紙を切り取って・貼り付けて~という作業をするので、それでも間違えてしまったようです。
今後の対応策としては、
- 原則、配送方法をクリックポストに指定(後でメルカリ便に変更可)
- メルカリ便を使う際には、なるべく1品ずつ持っていく
- 複数発送の場合はクリックポストで発送
としたいと思います。
それでも、人の手でやることなので、間違えるかもしれませんが・・。
300円で匿名着払い発送ができるというメルカリ活用法
なんかに使えるかなー、と思ったけど、(悪いこと以外)あまり思いつきませんでした。
ちなみに明らかな配送ミスである場合は、メルカリ便を使っていればメルカリの補償対象になります。
が、基本的には店員が宛名を貼るのではなく自分で貼る、という対応が徹底されているはずなので、配送ミスである可能性は低いかと思われます。
公式のサポートは返事が来るのが遅く、通常2,3日ほどかかるため、どちらにしろその間、購入者を待たせることになってしまいます。そのため、今回の方法は公式のサポートに拠らないものとなります。
わたしの失敗が、何かの参考になれば幸いです。
#メルカリ読書法 と最近の古本動向
twitterで、「メルカリ読書法」なるものが紹介されていました。
メルカリ読書法
— でざぱら (@madeinpanini) 2019年1月23日
初めて聞いたけどこれ面白い笑#uxjam_jp pic.twitter.com/t95agUdhcO
1.本を買う
2.買ったタイミングでメルカリに出品
3.売れるまでに強引に読み切る
↓
積読をなくし、短期間で本のエッセンスを吸収できる。
とのことです。
私がよくやってるやつですね。
最近の動向
アップデートできる情報としては、最近同じようなことをやってる人が増えてきたことですね。
惜しげなく新刊を出す人が増えてきたのでメルカリで買って、またメルカリで売ることも多くなりました。
メルカリにはフォロー機能がついているので、定期的に新刊を出している人はフォローしています。私もよくフォローされます。
私はわりと値下げに応じるほうなんですが、相手が良い本出してたら「この本買うからこれくらいの値下げでどうでしょう?」みたいなこともしています。
出す本も、なるべくぜひ読んでほしいと思う本だけを出しています。「この人の出品する本なら面白いだろうな」と思ってくれたら嬉しいです。
フォロー・フォロワーという関係が、今後も続くようないい取引を心がけたいと思っています。
フリマならではの感覚で面白いですね。
古書店が生き残るには?
ただ実際、古書店にとっては脅威です。天牛堺書店の倒産ニュースがありました。
古書店が生き残るにはどうしたらいいでしょうか?
大阪には名前が紛らわしいけれど、『天牛書店』という古書店があります。私は毎週のように通っているのですが、専門書が多く、昔ながらの古書店らしく絶版本や希少本も多いので、何度通っても面白いです。
『ValueBooks』はネット古書店ですが、対応も丁寧だしサイトもやってることもユニークで地元に根差そうと頑張っているところもあって、好感が持てます。
大阪の文の里駅近くにある『居留守文庫』では、商店街の空き店舗を利用して、『みつばち古書部』という、複数人の店主が共同で営む古本屋を運営しています。一人一人の店主が、みつばちのように古書を持ち寄って本を売るさまから、この名がついたようです。参加者は65組と多く、互いの本も購入可能なので、それだけでも小さなエコシステムが成り立ってますね。
『ブックオフ』もまだ頑張ってますね。昼間にいくとサボっている営業マンの憩いの場になっています。
古本屋好きのクセというかあるあるだと思うのですが、ブックオフなどを定期巡回して好みの本を見つけ出しては買っています。これを私は「救出」と呼んでいます。
ブックオフにはよくバーコードセドラーがいますが、そういう人には買ってほしくないからです。ここの並びにこの本があるより、私の出品している棚に出したほうがきっといい人に読まれる(気がする)と思っています。そして、ブックオフなどの量販店ではガンガン本は捨てられていくのです。そんな本を、なんとか救いたい。
メルカリでの取引が楽なので、最近は自分でやりたい気持ちは薄れましたが、やっぱり古書店の独特の雰囲気は好きです。
セレクトショップ的な古書店が増えるのは大歓迎です。そうした古書店では、古書・新品問わず、一般に流通しづらい小出版社の本が出回りやすいので、たくさんある分にはとてもありがたいのです。
以下、大阪のオススメ古本屋です。
FOLK old book store 古本・新本・個人出版本・グッズの販売
books used and new,flower works : blackbird books ブラックバードブックス
一色文庫 ホームページ 古本買取 古書 上本町 東高津町 - isshikibunko ページ!
ひなたブック - ホーム | Facebook(めっちゃ品ぞろえ良いのになんでHP無いん・・)
とほん (@tohontohon) | Twitter(HP更新中?奈良だけど、いい本屋です)
長谷川書店 (@hasegawabooks) | Twitter(新刊書店だけど、いい本屋です)
頑張ってる本屋さんは応援したいので、メルカリの売上金はなるべく新刊本に使いたいです。そして自分の家の本棚にただ眠らせるよりは、巡り巡ってたくさんの人に読まれれば、本も幸せなんじゃないかなぁと思って、今日もせっせと出品します。
『note』を毎日更新してみて気づいたこと
最近、noteを毎日更新する、ということを試みています。
それなりに使ってみたり、誰かのマガジンを買ってみたりして、いくつか気づいたことを書きたいと思います。
深津さんのカイゼンすごい
note、2014年のリリース時にちょっと使ってましたが、使い道がなくほぼ放置していました。ユーザー人口が増え始めたのは、2017年に(深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) | Twitter)さんがジョインしてガンガンUI周りをカイゼンし始めてからだと思います。
みるみるうちに、ユーザーは増えるし、機能は増えるし、とても使いやすいサービスに生まれ変わりました。
具体的には、SEO回りがすごくよくなったこと、twitter等のSNSとの親和性が高まったこと、でユーザーの流入数がよくなりました。
お気に入りボタンの☆が「スキ」というハートマークに変わり、ボタンを押しやすくプップアップでコメントが出せるなど、コミュニケーションの幅が広がりました。
連続で投稿していると褒められます。たくさん「スキ」がもらえると褒められます。
とにかく褒めまくることで、ユーザーの投稿=コンテンツ量を増やしています。それにより、どんどんユーザーが集まる、といういい循環が生まれています。
短期間で成果が出やすい
たまたまかもしれませんが、今年の1月3日くらいから初めて20日程度で、PVが6000ほど。単純にnoteのユーザー数が多いのもあると思います。
編集部ピックアップに掲載された記事が飛びぬけてますが、それ以外の記事も意外と読まれています。Analyticsが付けれないので(たぶん?)詳しい解析はできていませんが、その理由の一つが「マガジン」という機能にあります。
noteではInstagramと同じようにハッシュタグをつけて投稿します。
そのハッシュタグからの流入もありますが、自分の記事が誰かのつくったマガジンに登録されると、そのマガジンをフォローしている読者にも読まれるようになります。この場合のマガジンの使い方は「お気に入り」や「ブックマーク」に近い使い方です。
要は自分のお気に入りの記事だけを集めたnoteを作れる、という感じです。私も、ためしに「また読みたいnote。」というマガジンを作ってみました。実際、いちいち遡ったりしなくても読めるので、備忘録としても便利ですね。
ハッシュタグ次第で、有名なnoteの書き手のマガジンに登録してもらえる=PVが伸びる、というところがハッシュタグとマガジンの有効な使い方かと思います。まあ広告も無いしPVは気にしてないのですが、どうせ書くなら読まれてなんぼな気もしますし。
プロの有料マガジンはすごい
noteというと、「記事を有料で販売できる」というイメージが強いと思います。実際、販売する方法としては、
・記事単体で「この続きを読む」際に課金する
・マガジン化して月額購読させる
・複数記事をマガジンにして販売する
という方法があります。
twitterの相互フォローしている人の記事などは、気まぐれに買ったことはあったのですが、先日、(塩谷 舞(milieu編集長)(@ciotan)さん | Twitter)さんの有料マガジンを2018円で購入してみました。
さすがnoteだけでほぼ食っていけてるというだけあって、内容が凄まじく濃いものでした。1記事だいたい10000字~20000字のものが12本。一般的な書籍並みですね。
現役で比較的影響力の強い人が書いたこのマガジンは、下手なマーケティングの教科書を読むよりは、よほど有益な内容でした。彼女が単著を出さずにnoteで有料記事を売っている理由がよく分かります。
定期購読のマガジンはnote運営に20%の手数料が取られ、クレカ決済では5%取られるため、取り分はその分減りますが、下手に出版するよりもずっと短期間で高収益なリターンを得ることができます。
購入する側としても、出版までのタイムラグのある情報よりもずっと新鮮な情報を手に入れることができます。トレンドの速いウェブ業界の内容であれば、なおさら有料記事のほうが有益かと思います。
もちろん1記事で10000字の文章を書き、飽きさせることなく読ませる技量があってできることであって、ただ単に駄文を書いているだけのnoteを購入したい、と思う人はあまりいないかと思います。
このあたりは結局、その人のこれまでのキャリアやバックボーンがあって、結局そこに価値を見出している、というところなんだと思います。
私も特に、記事を有料にするつもりもありません。
なぜ書くのか?
はてなブログでは、一応日々の雑記の体をとりながらも、なにかしらの知見を提供できるようにしたいなぁと思っています。なので、統計を調べたり、それなりに根拠を踏まえたうえで書いてはいるのですが、どうでもいい日々のよしなしごともなんとなく綴っておきたいことがあります。
そういうことを、ちょっとナイーブな感じでnoteには綴っています。文体も変えてるし、全然違う印象を受けるのではないかと思います。
あと、noteのユーザー層はなんかキラキラしている人が多いので、ネガティブ成分の多い文章を書いても共感されることが多いです。「はてな」でそういうことを書くと、「またメンヘラか」とか「精神を病んだものの末路はいつも不幸だ」とか遠慮なく手斧を投げつけられますよね。そういう殺伐とした雰囲気も嫌いじゃないですが、noteの優しい感じもなかなかいいものです。
というわけで、そんなふうに使い分けてしばらくやってみようと思います。
専業主夫は続けるのが難しいのか?
専業主夫を続けることの難しさ
さて、宿題を終えたので平常運転します。
定期的にここで紹介している、中野円佳さんの東洋経済の連載ですが、ついに主夫が登場してきました。
記事の冒頭に出てくる和田さんですが、ついこないだプロフィール写真を撮ってほしい、という依頼をうけて撮ってきたついでに、この記事についても話題になりました。
ファザーリングジャパンを通して依頼がきたようです(私も呼んでくれよ)。
PTAの活動に言及しているところで、「ママたちも気を使ってくれて優しいし、パパ一人だとちょっと違う意見を言うのも許されるような側面がある」とありますが、当初はもっと過激な表現(女性だけでは煮詰まる場面を男性的な視点で取り仕切り~みたいな)で書かれていたようで、「近所を歩けなくなるからやめてくれ」と変えてもらったようです。
結果的に、男女関係なく、それぞれの生き方、困りごとを描いた良い記事になっています。
主夫って、働いている相手がいて初めてなることができるものなので、本当にパートナーには感謝しかありません、というのは主夫どうしの会話でたびたび出てきます。
私も、専業だった期間は意外と短くて2,3年くらいです。パートになるまでの経緯は、下記に書いていますが、ずっと家の中にいるのもつらい、というのがやっぱり切実なところですね。
専業にこだわる必要はない
兼業主夫といっても、扶養内かそうでないかで、また少し立場が違うかもしれません。
でも、扶養内であるうちは、専業にとくにこだわる必要はないですね。扶養の制度はやっぱり制度的にとてもお得ですし、それを享受しつつ月5,6万くらい生活の足しになれば、妻も少し気が楽になるようです。
専業主夫が難しい、というより、いつのまにかなんか働くようになっていた、というのが自然かもしれません。実際パートで働いていても、主夫であるという感覚にはあまり変わりません。子どもが病気になれば休むし、お迎えも行きます。平日は毎日ごはんを作ります。やっぱり主夫は主夫です。
それぞれが働く理由は、中野円佳さんがうまくまとめています。
①専業で家事育児を担うことは想像以上に肉体的精神的に大変、②自身の自由な時間がない、③片方の稼ぎでは家計が不安定、といったことだろう。これは、仕事に専念する夫と、専業主婦の妻という組み合わせの家庭が抱える問題と同じだ。
その通りだと思います。
まだ具体的なデータはまだないと思いますが(主夫少なくて)。
続くフレーズでは、再就職の難しさを綴っています。
長年夫婦をしていると、どちらかが働けなくなったり、転勤したり、さまざまな変化がある。また育児や介護のフェーズによって、一時的に「稼ぎ主」の交替が必要なときもあるだろう。ところが、これまでの日本の「サラリーマン」的な働き方では、稼ぎ主を一時期降りて、また戻るということがなかなか難しい。
もちろん、一度「稼ぐこと」から降りても、戻れる社会が望ましいし、そういうロールモデルを私自身でも作りたいと思っています。
が、なかなかそうはいかないのが雇用市場です。
中野さんが述べているように、
片方が融通の利く働き方にしようとすれば、何年やっても熟練しても賃金の上がらない「バイト」が中心になってしまう――という日本の状況
があります。
専業主夫・主婦が単に働くだけなら簡単ですが、攻守交代が可能なレベルで「稼ぐ」には、保育園などの子どもの預け先がある、家事サポートの担い手がいる(外注できる)環境がある、それなりの賃金を確保して長期的に働ける、といった条件がそろう必要があります。
シーソーカップルになるには?
最近kindleで無料で読める『仕事2.0』でもシーソーカップル、という名前で、攻守交代可能な夫婦関係について述べられています。
夫婦がこの形の協力関係を確立すれば、たとえば妻のキャリアが重要な局面に来た時期に、夫が育児に注力し、その次に夫がキャリアで勝負をかけたい時期が到来したときは、妻が家事育児を主に請け負うといったバランスを取ることができ、夫婦ともにキャリアと家庭の両立が可能になる、というのです。
理想的で素晴らしい夫婦関係だと思いますが、難易度が高いです。
雇用市場だけでなく、個人のスキル・能力から考えても、キャリアも家庭も夫婦ともにバランスよく力を発揮できる、というスーパーカップルがどれだけいるだろうか?と悩んでしまいます。夫婦ともに、家事もできるし仕事もできる、ってとってもレベルの高い話です。皆ができることではないと思います。
仕事はプロジェクト単位になっていくとか、一つの会社に依存しないとか、そういう意識高い系あるあるの話が続きますが、「安定」という魅力的なポジションの誘惑に打ち勝って「柔軟性」を選ぶ、というのもまた難しいものです。
まあ、でもだからこそリスクをとって行動する人やなにか新しいことをする人を気軽に応援できる、支える仕組みはたくさんあっていいのかな、と思います。
冒頭の主夫の和田さんは、マジックパパとして独立することを考えているようです。
こういう挑戦は、心から応援したいです。だから、今回も撮影に協力したし、これからも協力しようと思います。同じ主夫という立場からのいろんなキャリアの成功事例があることは、攻守交代しやすい社会につながると信じています。
2014年~2018年の本ベスト約50冊
#2018年の本ベスト約10冊 というようなタグをつけて、毎年twitterでその年に出版された本の名前を挙げていました。が、まとまってレビューを書いたことが今まで無かったので、2014年~2018年までの約5年間分をまとめてお送りします。
長いので、目次つけておきますね。
2014年の本ベスト約10冊
『カタツムリの食べる音』
— yuki ota (@lazy_planet) 2014年12月26日
『反骨の公務員、町をみがく』
『逢沢りく』
『あわいの力』
『思考の取引』
『復興文化論』
『弱いつながり』
『生まれた時からアルデンテ』
『街場の戦争論』
『親のための新しい音楽の教科書』
『境界の町で』#2014年の本ベスト約10冊
『生まれた時からアルデンテ』平野紗季子
昨年(2018年)に写真家の奥山由之さんと結婚された平野さん。食べ物への思いが強く、そして真っすぐです。特になにかのレシピを紹介するわけでも、どこかのレストランを紹介するようなものでもないのに、読んでいるとお腹が空いてきてアイスクリームが食べたくなったりします。カフェなんかによく似あう本です。
好きなものについてひたすらに語る人の文章は、いつでも面白いです。
『 あわいの力』安田登
あわいの力 「心の時代」の次を生きる (シリーズ 22世紀を生きる)
- 作者: 安田登
- 出版社/メーカー: ミシマ社
- 発売日: 2013/12/26
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よくよく見ると2013年の本ですね。まあいいか。「あわい」とは”あいだ”とか”境界”のことです。いまでも、そういう曖昧なものに心惹かれることが多いのですが、鬱と診断されたばかりで本格的に気分が沈んでいた当時は、今以上にそういう実世界とは離れた世界のことに思いをはせていたようです。
『境界の町で』岡映里
より分かりやすく「境界」を描いたのがこちら。ここでの「境界の町」とは福島の原発事故20km圏内の楢葉町のことを指しますが、東京と福島を行ったり来たりする作者の”寄り添いたいけど、絶対に寄り添えない”当事者とのあいだにある大きな壁のことも表現しています。ノンフィクションの私小説として、とてもリアルに揺さぶられている作者の心が伝わってきます。
岡さんは、はてなブログもやってますね。少し病んでいたようですが、筋トレで回復したのでしょうか。
『カタツムリが食べる音』エリザベス・トーヴァ・ベイリー
2014年に何度も読み返した本です。病床に臥して動けない著者が、カタツムリのゆっくりと進む時間と同調しながら、自分の時間を取り戻していきます。
私自身は、ちょうど鬱で休職していたころに読んで、現実の世界のあまりにも早いスピードについていけなかった当時の自分の姿がそのまま重なって、泣きそうになりながら『カタツムリが食べる音』を想像しながら読んでいました。
『思考の取引』ジャン・リュック・ナンシー
書店と書物への偏愛がひたすらにかっこよく語られている、それだけの本です。大げさなタイトルで、難しそうに書いていますが、内容はそれだけです。だから、この本が好きです。良い本は、いい匂いがします。まさに。
『弱いつながり』東浩紀
ゲンロン、大変そうですが無事畳めたんでしょうか。東さんにしては読みやすい本です。要約すると、弱いつながりのほうが強い、ということです。
知ってる世界の知ってるつながりだけじゃないつながりをたくさん見つけようぜ、という提案ですね。安心な僕らは旅に出よう。いいと思います。
『親のための新しい音楽の教科書』若尾裕
褒めているレビューより批判のほうが目立つ本だと思います。親のためであって、子どものためではない本です。この本についてはただ一つ「なぜ子どもは大声で歌う必要があるのか」という問いがあるから、評価しています。
『復興文化論』福嶋亮大
これもちょっと読みにくい本です。これ震災からの復興とかそういう文脈ではなく、 「国破れて~」の文字通り復興期の文学や文化についての話です。別に村上春樹みたいな淡々としたものだけが現代文学とは思わないし、文学って後ろ暗くってでも熱量のあるのがいいよね、と思います。もっと本を読みたくなる本です。
『反骨の公務員、町をみがく』森まゆみ
反骨の公務員、町をみがく---内子町・岡田文淑の 町並み、村並み保存
- 作者: 森まゆみ
- 出版社/メーカー: 亜紀書房
- 発売日: 2014/05/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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街並み保存にまつわる話です。美観(伝健)地区って、保存のためには大事なんだけど結構面倒なんですよね。地域の古いものを残すことと、新しいものを作っていくけなくなることとの葛藤のなかで、本当にそこに価値は見いだせるのか、もし維持管理できなくなったらどうするのか。
新しいものが大好きで特に住宅においてはなおさら、という日本の社会のなかで地域の価値を改めて考えたくなる本です。
『街場の戦争論』内田樹
みんな大好き、内田先生です。「なぜこの国は戦争をしたがっているようにみえるのか」という問いに答えている本です。 当時はまだまっとうなことに怒りを向けれていた気がします。今となってはモリカケや統計のウソですよ。
『逢沢りく』ほしよりこ
当時の話題作ですね。ろくでもない毒親から逃げた女の子の話です。大阪いいとこよ。
どうにもならない閉塞感みたいなのが、淡いタッチで描かれているのがいいですね。みんな、もっといろんなものから逃げていい。
2015年の本ベスト約10冊
『断片的なものの社会学』
— yuki ota (@lazy_planet) 2015年12月25日
『本屋になりたい』
『人生最後のご馳走』
『べつの言葉で』
『レコードと暮らし』
『ホフマニアーナ』
『コドモノセカイ』
『服従』
『かわいい夫』
『家族の哲学』#2015年の本ベスト約10冊
『家族の哲学』坂口恭平
坂口恭平さんは、巷では変人扱いされるか、すごい人扱いされるか、どちらかだと思います。言動もおかしいし、躁うつ病だし。
でも、なんかこういうふうに自分の病気のことを子どもに伝えるのもいいな、「弱さ」をこんなにもひけらかすことのできる人っていいな、と思います。もっと人は弱くていいし、それを子どもにも伝えたい。
『人生最後のご馳走』青山ゆみこ
人生最後のご馳走 淀川キリスト教病院ホスピス・こどもホスピス病院のリクエスト食
- 作者: 青山ゆみこ
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 単行本
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緩和ケア病棟における最後の食事を取材した本。最後になにが食べたいかなぁ、私はプリンが食べたいです。高級な手作りぷりんじゃなくて、プッチンプリンです。
とても丁寧な取材で、食べ物からその人の人生観に迫ります。良いです。最後にプッチンプリンを食べる人生は、どんなふうに語られるだろうか。
『断片的なものの社会学』岸政彦
社会学、としているけど、なにか社会について述べているわけではない、ただ人々の生活の断片を聞き書きしたものです。でも、その断片的なものをとても丁寧に大切に扱っているから岸さんの本は好きです。社会学が嫌いな人も、ぜひただのエッセイとして読んでほしい。
『かわいい夫』山崎ナオコーラ
作家の夫、ってどんな人だろうと気になって。私は「かわいい夫」ではないけれど、でもこの本や植本一子さんの本あたりからいろいろな作家が家族本を書き始めたように思います。私自身も、生活を立て直そうといろいろ試みていて、新しい家族の中での立ち位置を探していました。
この年のテーマは『家族』でした。
『べつの言葉で』ジュンパラヒリ
母語はベンガル語、アメリカ育ちで英語を使う著者が、イタリア語で文章を書きます。
新たに「べつの言葉」を学ぶことを著者は「湖を渡る」ことに例えています。周囲の浅いところをぐるっと遠回りするのではなく、自分の力で向こう岸まで泳ぎ切ると。
たしかに周辺だけなら、わりとすぐに覚えられるけど、深いところを泳ぐのには技術がいる。でも深いところのほうがきっと水はきれいで見える景色も違いますね。
『本屋になりたい』宇田智子
私もなりたい、本屋さん。宇田さんはかっこいいです。沖縄の市場で小さな古本屋を営んでいます。そんな人生は歩めそうにないけれど、宇田さんの文章からいつも本屋になった自分を妄想しています。プリマー新書は、中高生向けに書かれた新書なので、読みやすいですね。
『レコードと暮らし』田口史人
レコードで録音された生活の声、人々の暮らしを綴っています。そうか、音楽以外も録音できるよなぁ、とレコードに明るくない私は目から鱗で面白く読みました。最近レコードプレーヤーが気になっている私です。
『ホフマニアーナ』 アンドレイ・タルコフスキー
タルコフスキーはロシアの映画監督です。ロシアで美的な文化を追求する人はだいたい暗いですよね。ホフマンを題材にしたこの戯曲も、狂っています。それが、でも美しいんです。人の心の醜さと向き合って描き切るのが、文学でもあります。
『服従』ミシェル・ウェルベック
ウェルベックはSF作家ですが、現実に起こりそうな非現実を描きます。虚構新聞の社主みたいですね。社会の不安をそのままSFにしている巧さは、単純に面白いです。こちらも十分にあり得た未来だと思います。マクロン後のフランスはどうなるでしょうか。
『コドモノセカイ』岸本佐知子
私は海外文学は割と苦手ですが、岸本佐知子さんのファンです。こちらは子どもを主題とした外国文学を拾い集めたもの。変わったお話が読みたい方向けです。子どもの世界は予想のつかない想像に溢れた世界なので。
twitterには書いていないけど、これも追記。
『へろへろ』鹿子裕文
とにかく面白いです。老人ホームをめぐるドキュメンタリーのような話なんですが、とにかく波乱万丈な展開がすごいです。実話です。それでいて、本当にすばらしい介護施設を作っている。これを読んでから、わたしもなりふり構わず1円でも節約して1円でも稼ごうと思いました。圧巻の一冊。
2016年の本ベスト約10冊
『かなわない』
— yuki ota (@lazy_planet) 2016年12月24日
『やがて海へと届く』
『移動図書館ひまわり号』
『このあとどうしちゃおう』
『一汁一菜でよいという提案』
『ヘンリーソロー 野生の学舎』
『その日暮らしの人類学』
『死すべき定め』
『コッペパンの本』
『村に火をつけ、白痴になれ』#2016年の本ベスト約10冊
『かなわない』植本一子
ただ圧倒された本です。自分の家族を描いたエッセイで、こんなにむき出しの感情に出会うとは。彼女の家族の話は、この後も長くずっとジェットコースターのように走りながら続いています。
『やがて海へと届く』彩瀬まる
彩瀬まるは、若手?作家の中では一番好きな作家です。外れはほとんどありません。こちらの震災を描いた文学は、昨年話題になった「美しい顔」よりもずっと的を得ています。
『死すべき定め』アトゥール・ガワンデ
「死」について、考える時間がもっと欲しいと最近思っています。今年は改めて読み直したい本。「死」の瞬間、そのあとのこと、豊かな人生を描くには、どこまで描けばいいんだろう。
『このあとどうしちゃおう』ヨシタケシンスケ
分かりやすく絵本で「死」を描いたものがこちら。 こんなふうにフランクに考えたい。生きることも、死ぬことも。
こちらでも言及しています。
『「その日暮らし」の人類学』小川さやか
「その日暮らし」の人類学 もう一つの資本主義経済 (光文社新書)
- 作者: 小川さやか
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2016/07/14
- メディア: 新書
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アフリカの小商いのフィールドワークをするのに、自らもアフリカの商人になって10年近く研究している、という、そのストーリーだけで大好きな小川さやかさん。彼らのずる賢さ、生き抜く知恵を肌で感じたままに紹介しています。「その日暮らし」の経済、面白い。もっと都市を飼い慣らそう。
『ヘンリー・ソロー野生の学舎』今福龍太
今福さん、ぜひソローの訳本を出してください。
ソロー、どの訳も読みづらいなぁと思っていたのに、今福さんのこの本ではとても読みやすい。森の生活、いいなぁ。
(※だんだんレビューが雑になってる)
『村に火をつけ、白痴になれ』栗原康
栗原さんはちょっと危険な人物だと思っています。伊藤野枝についてこんなに熱く語っているのだから。 熱すぎてちょっとついていけないけれど、この語りは面白いです。アナーキズムにはならないでください。
『移動図書館ひまわり号』前川恒雄
移動図書館って面白いですね。うちの団地にも今も来ます。これから、また流行ってもいいんじゃないかな、と思う。本を必要としている人は、今もまだたくさんいます。この本もまた、紙でしか読むことができません。こういう本が巡り巡ってくるような図書館の在り方を、改めて考えたくなります。
図書館の黎明期を作ってくれた偉人の名著です。
『コッペパンの本』木村衣有子
コッペパン、おいしいですよね。私も好きです。いろんなパン屋への丁寧な取材、食のエッセイを書かせたら間違いのない木村さん。パン作りに興味はないですが、パンの本って読んでると面白いですね。生活に寄り添った身近なテーマだからこそ、読むほどに味わいがあります。
『 一汁一菜でよいという提案』土井善晴
いわゆるレシピ本ではないですね。タイトルが全てです。いいじゃないですか、一汁一菜で、という提案です。いいと思います。お味噌汁の具材をたっぷりにするのも、なんか満足感あります。
我が家の食卓を変えた一冊です。
2017年の本ベスト約10冊
そろそろ疲れてきましたね。あと2年です。がんばりましょう。
#2017年の本ベスト約10冊 ①
— yuki ota (@lazy_planet) 2017年12月28日
『街と山のあいだ』若菜晃子
『とりとめなく庭が』三角みづ紀
『ギリシャ語の時間』ハン・ガン
『それでもそれでもそれでも』齋藤弘道
『退屈をあげる』西本千明
『AM/PM』アメリア・グレイ
#2017年の本ベスト約10冊 ②
— yuki ota (@lazy_planet) 2017年12月28日
『あなたとわたしのドキュメンタリー 』成宮アイコ
『子どものための精神医学』滝川一廣
『子ども達の階級闘争』ブレイディみかこ
『あるノルウェーの大工の日記』オーレ・トシュテンセン
『くちなし』彩瀬まる
『中国が愛を知ったころ』張愛玲 pic.twitter.com/Z8D81xIDhv
『 あるノルウェーの大工の日記』オーレ・トシュテンセン
- 作者: オーレ・トシュテンセン,牧尾晴喜,リセ・スコウ,中村冬美
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2017/09/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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手触りのいい本です。DIYが好きで、大工仕事にちょっと憧れていたり、山が好きで、自然の遊びがしたいといった方にお勧めです。クラフトマンな日常が描かれているだけで、なんか楽しいです。わたしにとってはそれが、非日常的な体験です。
『街と山のあいだ』若菜晃子
山に登れないのに、山について書かれた本が好きです。いや、登ろうとしたことはあるし山も好きなんですが。でも、ここに書かれているような”街と山のあいだ” のようなものが好きなのかもしれない、と思う。もっとカジュアルに日常に接続されるような、山の空気感が。街でもカジュアルに登山ウェアを着る人も増えましたよね。
『とりとめなく庭が』三角みづ紀
詩人の書いたエッセイです。だから、というわけではないけれど、とても透明度の高い美しい文章です。言葉の感触を丁寧に感じ取りたい、と思った時にふと読み返します。いい加減な気持ちをしゃんとさせてくれるような、気持ちのいい朝の空気のようです。
『退屈をあげる』坂本千明
猫は文学には欠かせない存在です。だから、こういう新しい物語も大歓迎です。世の中にとらわれず、気まぐれで、よく眠る、猫。猫の苦労も知らないで、と言われそうですが、猫になりたいです。
『それでも それでも それでも』齋藤陽道
齋藤さんの写真が好きです。彩度の高いギラギラした世界から離れた、ざらざらした手触りのあるホッとする写真を撮る人です。文章ものびやかでいいなぁ、と両方が楽しめるのがこの本です。齋藤さんは、耳が聞こえないのですが、特にそういうことを感じさせないし、むしろ彼の長所として活きているように感じます。2018年にもかかわらず2冊エッセイを出しています。どちらも良書です。
『くちなし』彩瀬まる
またまた登場、彩瀬さんです。こちらの作品も良いです。ご本人もおそらく川上弘美さんを意識しているんじゃないかと思いますが、川上作品が好きな人は是非、という一冊です。間違いなく、その系譜を継いでいく作家です。幻想的で美しい、そういう作品です。
『あなたとわたしのドキュメンタリー』成宮アイコ
あなたとわたしのドキュメンタリー 死ぬな、終わらせるな、死ぬな
- 作者: 成宮アイコ
- 出版社/メーカー: 書肆侃侃房
- 発売日: 2017/09/18
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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生きづらさのカタマリみたいな内容の本ですが、それでも死ぬな、というメッセージが強烈です。 いまの自分の発信につながる、勇気を与えてくれた本です。どん底を経験しているから、言葉の強さのなかに優しさがあります。
『ギリシャ語の時間』ハン・ガン
韓国文学のオクリモノは晶文社から出ているシリーズですが、どれも素晴らしいです。斎藤さんも積極的に翻訳してくれていて、2018年は韓国文学ブームが話題になるほどでした。『ギリシャ語の時間』は、はじめて読む韓国文学としてオススメします。
韓国もどこか日本によく似た国だと思います。経済的には成長しているのに、どこか社会不安に包まれた後ろ暗い感情が埋まっているような。
そういう国のそういう時代の文学は輝いています。
『中国が愛を知ったころ』 張愛玲
こちらは中国のフェミニズム文学です。中国はいつの時代もなんか後ろ暗いせいか、いつの時代も文学は輝いていますね。独特の悲壮感がつきまとう、ねっとりした文章が続く美しい作品です。
『AM/PM』アメリア・グレイ
小さな章に区切られた、朝と夜が繰り返される、その断片が流れていくような小説です。一つ一つ短いので、電車の移動中にでも。
『子どものための精神医学』滝川一廣
子どものための、となっているけれど、精神医学全体の流れも分かりやすく解説しています。そのうえで、子どもの発達心理のことや育児・教育の過程のなかで躓きそうな部分について、丁寧に解説しています。育児本として読んでも優秀ですし、こころの問題を考えるうえでも有用な素晴らしい一冊です。
『中動態の世界』國分巧一郎
中動態の世界 意志と責任の考古学 (シリーズ ケアをひらく)
- 作者: 國分功一郎
- 出版社/メーカー: 医学書院
- 発売日: 2017/03/27
- メディア: 単行本
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twitterでは書いてないけど。私の周りでは2017年に最も話題になった本かな、と。17年中に読み切れませんでした。が、すごく面白い。能動態・受動態の対比ではなく、「中動態」というのが、古代のギリシアにはあった、と。実は日本にもあった、と。
これをつかって権力構造なんかを説明すると、小難しいヘーゲルとかの理論が鮮やかに分かるんです。その鮮やかさが見事です。
この年流行った「忖度」なんかも似たところがありますよね。能動でも受動でもないけれど、権力に先回りして行動してしまうような。
2018年の本ベスト約10冊
ようやく最後の10冊です。
#2018年の本ベスト約10冊 ①
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
イ・ラン『悲しくてかっこいい人』
ハン・ガン『そっと静かに』
チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』
ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』
岸政彦『マンゴーと手榴弾』
小川たまか『「ほとんどない」ことにされてる側から見た社会の話を』
#2018年の本ベスト約10冊 ②
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
寺尾紗穂『彗星の孤独』『音楽のまわり』
辻山良雄『ことばの生まれる景色』
田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』
宇田智子『市場のことば、本の声』
ヨシタケシンスケ『みえるとかみえないとか』 pic.twitter.com/UuQ192yaYF
『悲しくてかっこいい人』イ・ラン
韓国のシンガー・ソングライター、コミック作家、映像作家、イラストレーター、エッセイストなど、いろんな肩書がついているイ・ランさんのエッセイ。
日本で言うところの、寺尾紗穂さんみたいな感じでしょうか。とても素敵な文章を書きます。どことなく暗い時代を生きている悲しさと、儚さみたいなのが混じりあっています。Youtubeでいくつかの楽曲を聴くことができますが、歌も良いです。ハングル覚えたいな。
『彗星の孤独』寺尾紗穂
最近は、シンガーソングライターとしての活動よりも文筆家としての活動が目立っているかもしれません。そんな彼女の久しぶりのただのエッセイです。いろんな社会問題に身を投げていく彼女の行動力も、それを繊細な筆致でどこまでもたよりないものの味方として描く能力も本当に素晴らしいです。 が、あまりにも当事者に寄り添いすぎていて、社会問題を描いた本は、総じてすべて重いです。
こちらは、特定の問題について書いたものではなく、彼女の普段からの問題意識や考えているよしなしごとについて書かれているので、比較的ライトでオススメです。
『音楽のまわり』という本は、自費出版的に書かれたものです。彼女のまわりの音楽家たちの音楽とは関係のない与太話が書かれています。ユザーンの章だけ、爆笑しました。
『猫はしっぽでしゃべる』田尻久子
熊本の橙書店の店長、田尻さんのエッセイです。最近流行りの書店員本ではあるのですが、長い間小さな町の本屋さんを続けている田尻さんの言葉は、普段から本に囲まれて暮らしている人独特のにおいが感じられて好きです。熊本って行ったことないのですが、文芸誌の『アルテリ』なども田尻さん中心に発刊されていて、どことなく文学の薫りが漂っているイメージです。いつか行ってみたいなあと思いながら、楽しく読みました。
『市場のことば、本の声』宇田智子
沖縄の市場で、とても小さな古本屋さんを営む宇田智子さんの本です。あ、2回目か。本当に、生き方がかっこいいんですよね。 お店を営みながらも、こうして何度も本を出して多くの人に声を届けることができているのは、彼女自身が毎日の暮らしを繰り返しながらも、常に小さなお店から本を通していろんな世界を見続けているからだと思います。そういう人の言葉は、とても心に響きます。
『ことばの生まれる景色』辻山良雄
私の本の情報の8割は、辻山さんから仕入れています。Titleという小さな本屋さんを営んでいる辻山さんですが、以前は池袋のリブロの店長をしていました。当時からtwitterでの発信を続けていて、非常に素晴らしい選書を呟いていました。ことばの生まれる景色も、いろいろな本の紹介をしています。nakabanさんが添えたイラストと辻山さんの書物愛のあふれることば。本好きには堪らない一品です。
『みえるとかみえないとか』ヨシタケシンスケ、伊藤亜紗
絵本です。「目の見えない人は世界をどのようにみているのか」 という伊藤さんの新書を絵本化したものです。ヨシタケシンスケさんのデザインの力によって、とてもわかりやすく読むことができます。
詳しくはこちらにも。
『マンゴーと手榴弾』岸政彦
『社会学はどこから来てどこへ行くのか』という本を読んで、どうして岸さんだけこんなに悩んでいるんだろう、というのがよく分からなかったんですね。そこで、彼の最新の単著を読んでみることにしました。岸さんは研究者として、いろんな人の話を聞き、そこから社会問題を考える職人です。でも、人々の経験と社会問題を安易につなぐことはできないし、でも当事者の経験に裏打ちされない社会問題研究になんの意味があるのか、というところの逡巡が、とても伝わってきます。
それは研究者としてとても大切な「やさしさ」だと思います。そういう「やさしさ」の詰まった本です。
『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。』小川たまか
タイトル長いですが、言いたいことは分かりやすいと思います。小川さんは、#Metooの問題をはじめ女性が抑圧されている、その当事者の声を積極的に発信しているジャーナリストです。
もちろん声を上げ始めた女性たちを応援したいし、「ほとんどない」ことにはしたくない。本当に女性が生きやすい社会は、男性も生きやすい社会だからです。
『82年生まれ、キム・ジヨン』チョ・ナムジュ
『ほとんどなかったことに』されてきた韓国の女性の小説です。同じことは韓国でも起きている、という話でもあるし、ただふつうに生きているだけなのに、どうしてこんなに苦しいのか、というのがひしひしと伝わってきます。Amazonレビューに韓国の男性らしき人の☆1レビューが並んでいるのを見ると、事態の深刻さが分かります。
『最初の悪い男』ミランダ・ジュライ
安定のミランダ・ジュライ、岸本訳です。海外文学ファンならたいてい買っているはずです。最初の悪い男、というタイトルの付け方が非常に上手いです。 一筋縄ではいかないストーリーを見事に訳しきる岸本さん、すごい。荒唐無稽な二人の女性を描いた小説ですが、どこか愛の感じられる物語になっています。映画にしたらすごくいいだろうな、と思う。
終わりに
書き始めて、後悔しました。ここまで、約15,000字。まあ、でも書き始めたら止めるのももったいないし、とようやく書き終わりました。普段あんまりレビューとか書かない人間だったので、振り返ってみるのもいいかな、と思いました。
メルカリで売ってるから、半分以上は手元に無いのですが。でも、いい本は、買い直したくなるんですよね。
これ書いている途中も、何冊か買い直しました。そうすると、2,3年前の本は500円くらいで買えてしまいます。レンタル倉庫に本をしまっておいて、取り出すときの手数料とか考えると、やっぱり手元に置いとく必要はあまりないかもしれないですね。
良い本は、いつのまにか手元に戻ってきます。だから、良い本は次の読み手に渡したくなります。
#子連れ出勤 もあったらいいけれど
子連れ出勤の件、あったらあったでいいと思います。
無いよりは。
おおよそ、皆の言いたいことは下記の記事にまとまっています。
・政府が推奨するものではない。
・母親前提かよ、3歳児神話に近い。
・待機児童が先。
・保育園があれば必要ない。
・満員電車が危険。
・仕事に集中できない。
などなど・・・。
実際、去年うちは1日か2日だけ、子連れ出勤しています。地震で学校休みになったけど、仕事行かなきゃ、とかそんな理由だった気がします。
インフルエンザで学級閉鎖になったけど、仕事行かなきゃ、って場合も今後発生するかもしれないですね。
妻の職場の方が近かったので、妻のほうに行きましたが、たぶん私の方でも大丈夫でした。(妻の職場は歩いて5分。私は自転車で10分)
職場に、そこそこの広さの休憩所があって、満員電車を回避できて、恒常的な利用ではなく、保育園・学童などのメインの預け先があるのが前提ですね。どっちにしろ、緊急避難的な理由が主です。
そういうときに「子連れ出勤ができる環境が整っている」ということは、ありがたいと思います。
もちろん、在宅勤務ができる環境でも、リモートワークできる環境でも、同じです。
そのなかでも、子連れ出勤のメリットとしては、
・ほかの親の子どもも集まるから、子ども同士で遊んでくれる
・家だと集中できないけど、オフィスなら仕事できる(会議室に逃げ込むことも)
・オフィスの休憩室のほうが広い(場合もある)
一番は子ども同士で遊んでくれることですね。だいたい、子連れ出勤するときって、他の学校も休みになったけど仕事に行かなければならない、という事情が共通して発生するときなので。
ただ、上記の場合も想定する年齢層がたぶん違ってきますね。子ども同士で遊べる3歳~小学校高学年くらいまで、になりそうですし、乳幼児を子連れする、という場合、なかなか仕事にならないというのが実情ではないかと思います。
小学生になると、イレギュラーな出来事も多々起きるので、「たまに子連れ出勤してもOKな雰囲気」を全体的に作ってくれるのはアリだなぁ、と思いますが、保育園の代替として子連れ出勤なんて無理ですよ、というところですね。
蛇足ですが、こないだ、とあるコワーキングスペースで「子連れで昼から飲みましょう」みたいな素敵な企画があったので、イベント撮影もかねて行ってきました。
子どものいるご夫婦が運営されていて、1階がラウンジ、その上がオフィススペースなのですが、ラウンジでは子ども食堂などもやっているようで、子どものおもちゃなどもいっぱい置いてあり、楽しそうでした。
こういうオフィスをサテライト的に使う人事制度を設ける、というのもアリだなぁと思いました。家の近くにあれば、満員電車も乗る必要ないし、気軽にドロップイン利用して、必要な仕事だけする、ということもできるでしょう。
「いろんな選択肢を用意しておく」というものの、一つの事例として。
買いたい本リスト #2019年1月
あけましておめでとうございます。
最近、noteに浮気をしていますが、こちらを忘れたわけではありません。
実用的なこと、社会的なことは、はてなに書き続けようと思います。noteは思いついたままの言葉を残しています。しばらくしたら、運用レポ書きます。
楽天お買い物マラソンで買いたい本
読んでよかった本のレビューを書こうと思っているのですが、それよりも先に読みたい本が増えてきたので、主夫ブロガーらしく?お買い物マラソンになぞって紹介です。
以下、とりあえずカートに入れたものです。買うかどうかは分かりません。
高くてなかなか手が出ないんですが。。
こちらは、韓国の絵本風の本ですね。
フェミニズム文学。
こちらも評判いいですね。
食のライター、木村さんの本です。文庫なのがいいです。
今年、きちんと勉強したいテーマです。
社会学関連の本はこちら。ヤンキーの世界、気になっています。
- 作者: サンダー・エリックス・キャッツ,サンダー・E・キャッツ,Sandor Ellix Katz,和田侑子,谷奈緒子
- 出版社/メーカー: ferment books
- 発売日: 2018/10/26
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
「発酵」ブーム、まだ続いていますね。
普段あまり読まないジャンルですが、一応。
うまくばらけて買えば、5,6店舗くらいの買い回りは達成です。
ただ、最近ネットで注文しても、在庫がなくキャンセルされることが多いです。小出版社の本が多いので分かるといえば分かるのですが、メルカリだってそんなことほとんどないのに・・・!といつも怒りの☆1つレビューをします。
twitterの「#2018年の本ベスト約10冊」というハッシュタグを振り返っていて、気になった本が主です。
楽天room、私もこっそりやっています。今見たら意外とフォロワー多い。。(このプロフィール、ちょっと嘘入ってる)
実家でやりたいこと
実家でやることがあまりないのですが、とりあえず。
- 檀家寺の確認
菩提寺、という方が一般的なのかもしれません。葬式の時などに供養などを依頼する代々継がれている寺です。今まであまり意識してこなかったけど、一応今後のことも踏まえて。住所や連絡先をスマホで撮ったので、とりあえずOKです。
-
年賀状
今書いてます。頑張ります。
- 今年読んだ本まとめ
#2018年の本ベスト約10冊 ①
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
イ・ラン『悲しくてかっこいい人』
ハン・ガン『そっと静かに』
チョ・ナムジュ『82年生まれ、キム・ジヨン』
ミランダ・ジュライ『最初の悪い男』
岸政彦『マンゴーと手榴弾』
小川たまか『「ほとんどない」ことにされてる側から見た社会の話を』
#2018年の本ベスト約10冊 ②
— yuki ota (@lazy_planet) 2018年12月30日
寺尾紗穂『彗星の孤独』『音楽のまわり』
辻山良雄『ことばの生まれる景色』
田尻久子『猫はしっぽでしゃべる』
宇田智子『市場のことば、本の声』
ヨシタケシンスケ『みえるとかみえないとか』 pic.twitter.com/UuQ192yaYF
余裕があれば、詳細のレビューも書きます。
すでに書いてるのも多いですが。
- テレホンカードの回収
災害時とか、こないだのソフトバンクの電波障害みたいな時のために、何枚か確保しておこうかと思います。
実家で昔集めてたものがいっぱいあります。
- 今年の振り返りと来年に向けて
今年は、意外とブログ更新が続きました。おかげでつながった関係もあり、日々読んでくれている皆様に本当に感謝です。
ただブログを続けていると、ちょっと意識高めになってしまいやすいので(人は自分をよく見せがちなものだし強い言葉のほうが人に届きやすいし)、ちょっと意識下げることも来年は心がけたいなぁ、と思います。
自分の弱い部分、ダメなところはいっぱいあって、なのにこんな風に発信してていいんだろうか?という折り合いをつける難しさがあります。
来年もまたブログは続けたいですが、自分がどこか強い者の側に立って発信していないかどうか、よく考えながら書いていきたいと思います。