せっかくなので、メルカリでの失敗の話もします。
タイトル通りですが、こないだ失敗しました。
それぞれの購入者に互い違いに本を送ってしまい、先方から連絡がきました。
「荷物を開封したところ、○○というおそらく別の購入者様の本がとどきました。さて、どうしましょう?」
・・・。
さて、どうしましょう?!
結論だけ先に書きます。
- 迅速に双方に謝罪、返送を依頼する
- その際に、300円(送料込)で先方に出品してもらう
- 先方の出品した300円の「専用出品物」を購入
- 購入品(返品物)が届き次第、再発送。再発送時は先方の住所を伺う
- 先方が急ぎの場合はAmazon等から新品を発送(返送されたものは再出品)
(※なお、送付物がA4サイズ・厚さ3cm以内の場合に限ります)
(※こちらの過失ではなく明らかな配送ミスならメルカリが補償してくれます)
300円出品による着払い発送
がこの話の肝です。
迅速に謝罪・対応連絡
まずは誠心誠意、謝罪します。以下、テンプレです。
大変申し訳ございません。
発送の際に誤って別の購入者の方の品物を発送してしまいました。そこで大変お手数おかけしますが、お時間のあるときに返送の手続きをお願いできますでしょうか。
返送の際、着払いですと窓口に行く必要があり、お手間をおかけしてしまいますので、○○様のほうで「ゆうゆうメルカリ便」発送で300円で専用出品いただき、私がそれを購入する形で、ご返送いただけますとコンビニ等で発送できて最も手軽な方法と思います。
双方の返送を待ってからの発送だと、大変お待たせしてしまいますので、よろしければ新品をこちらで購入し、ご指定のご住所に発送させていただきます。その場合、amazonからの発送になりますことをご了承ください。
以上、ご迷惑をおかけして大変恐縮ですが、よろしくお願いいたします。
なぜ、このような対応をするのか、については後述します。
とりあえず、先方負担をなるべく少なく、かつこちらの費用負担も最小限に、迅速かつ誠意ある解決方法を探った結果、こうなりました。
着払い返送としての300円出品
こちらは、とても優しい先方から提案いただいた返送方法です。
通常、着払いで発送すると、一般的な本の大きさであっても、送料は最安でも300円以上かかってしまいます。
しかし、メルカリの発送システムである「ゆうゆうメルカリ便」を使うと、A4サイズ・3㎝以内の商品は175円でコンビニ・郵便局から発送可能です。
メルカリの最低出品額は300円です。
300円で先方が出品し、私が購入するという手続きを取り、ゆうゆうメルカリ便で発送していただければ、こちらの負担は300円で済み、先方は10%の手数料と送料を差し引いた分だけ利益になります。
わずかの額ですが、迷惑料としては妥当です。また、先方としても、窓口に行かなくても24時間コンビニ発送が可能なのも、手軽でいいですね。
先方に出品していただく際は、てきとうな壁紙画像とタイトルだけ「○○専用」とつけて出品してもらいます。万が一にも他の誰かに購入されるリスクを避けるためです。
もう一つ、着払い費用を回避する方法としては、一旦取引キャンセルしたうえで、先方負担で送付していただき、その負担分を再出品時に差し引いて購入してもらう、という方法があります。
こちらのほうが費用的にはベターではあるのですが、キャンセルには双方の同意が必要であること(時間がかかる)、2回もキャンセルしてしまうことによるアカウント停止のリスクなどを考えて、今回は避けました。
先方の住所を伺う
『クリックポスト』の単価が上がってから、『ゆうゆうメルカリ便』を配送方法に指定している人が多いと思います。
その場合は匿名配送になるため、先方の住所がわかりません(こちらの住所も知られません)。
ただし、送付は一度限りで、再送の際には、『ゆうゆうメルカリ便』を使うことができないため、先方の住所を教えてもらう必要があります。
もし、先方が住所の明示を嫌がった場合でも「一旦取引をキャンセルし再出品する」ということで、再度匿名で送ることができます。
Amazonでの発送
先方が急いでいるかどうかにかかわらず、一旦こちらからそういう提案をします。
先方から返送されたものを再送する、となると最短でも4,5日かかります。Amazonでの発送であれば、住所さえお聞きできれば、返送を待たずに発送できます。本の価格は定価ではあるものの、送料無料で翌日に届きます。
私はもともと、ほとんどの本を定価の8割程度で出品しています。再送する際にかかる送料などを考えると、Amazonで新品を買って発送するのとそれほど大差ありません。返送されて手元に残った本は、また定価の8割で出品します。
ちなみに、とりあえずそう提案したものの、相手が「別にゆっくりで構いませんよ~」という優しい人だったので、結局新品は買ってません。
また、古本のわりに高めの料金設定だなぁと思われるかもしれませんが、メルカリでは値引きの文化があるので、値引きには割と柔軟に対応しています。
対応は迅速に
これらの対応をなるべく迅速かつ、やり取りもなるべく最小限に行います。早めに問題に対処することで信頼感が増すのは、一般的な仕事と同じですね。
今回もおかげで悪い評価がつくことなく、取引を終えました。というか、先方がお二人とも、本当にいい人で助かりました。。本当にありがとうございます。
なぜ間違えたのか?
以下、反省です。
『ゆうゆうメルカリ便』だと、デフォルトで匿名配送であるために相手方の住所がわかりません。
コンビニの窓口で送付用の用紙を入れる際には、商品の品名を確認して間違えないようにして、荷物のほうにも本のタイトルを手書きで書いていたのですが、なにぶん窓口で急いで用紙を切り取って・貼り付けて~という作業をするので、それでも間違えてしまったようです。
今後の対応策としては、
- 原則、配送方法をクリックポストに指定(後でメルカリ便に変更可)
- メルカリ便を使う際には、なるべく1品ずつ持っていく
- 複数発送の場合はクリックポストで発送
としたいと思います。
それでも、人の手でやることなので、間違えるかもしれませんが・・。
300円で匿名着払い発送ができるというメルカリ活用法
なんかに使えるかなー、と思ったけど、(悪いこと以外)あまり思いつきませんでした。
ちなみに明らかな配送ミスである場合は、メルカリ便を使っていればメルカリの補償対象になります。
が、基本的には店員が宛名を貼るのではなく自分で貼る、という対応が徹底されているはずなので、配送ミスである可能性は低いかと思われます。
公式のサポートは返事が来るのが遅く、通常2,3日ほどかかるため、どちらにしろその間、購入者を待たせることになってしまいます。そのため、今回の方法は公式のサポートに拠らないものとなります。
わたしの失敗が、何かの参考になれば幸いです。