最近、noteを毎日更新する、ということを試みています。
それなりに使ってみたり、誰かのマガジンを買ってみたりして、いくつか気づいたことを書きたいと思います。
深津さんのカイゼンすごい
note、2014年のリリース時にちょっと使ってましたが、使い道がなくほぼ放置していました。ユーザー人口が増え始めたのは、2017年に(深津 貴之 / THE GUILD (@fladdict) | Twitter)さんがジョインしてガンガンUI周りをカイゼンし始めてからだと思います。
みるみるうちに、ユーザーは増えるし、機能は増えるし、とても使いやすいサービスに生まれ変わりました。
具体的には、SEO回りがすごくよくなったこと、twitter等のSNSとの親和性が高まったこと、でユーザーの流入数がよくなりました。
お気に入りボタンの☆が「スキ」というハートマークに変わり、ボタンを押しやすくプップアップでコメントが出せるなど、コミュニケーションの幅が広がりました。
連続で投稿していると褒められます。たくさん「スキ」がもらえると褒められます。
とにかく褒めまくることで、ユーザーの投稿=コンテンツ量を増やしています。それにより、どんどんユーザーが集まる、といういい循環が生まれています。
短期間で成果が出やすい
たまたまかもしれませんが、今年の1月3日くらいから初めて20日程度で、PVが6000ほど。単純にnoteのユーザー数が多いのもあると思います。
編集部ピックアップに掲載された記事が飛びぬけてますが、それ以外の記事も意外と読まれています。Analyticsが付けれないので(たぶん?)詳しい解析はできていませんが、その理由の一つが「マガジン」という機能にあります。
noteではInstagramと同じようにハッシュタグをつけて投稿します。
そのハッシュタグからの流入もありますが、自分の記事が誰かのつくったマガジンに登録されると、そのマガジンをフォローしている読者にも読まれるようになります。この場合のマガジンの使い方は「お気に入り」や「ブックマーク」に近い使い方です。
要は自分のお気に入りの記事だけを集めたnoteを作れる、という感じです。私も、ためしに「また読みたいnote。」というマガジンを作ってみました。実際、いちいち遡ったりしなくても読めるので、備忘録としても便利ですね。
ハッシュタグ次第で、有名なnoteの書き手のマガジンに登録してもらえる=PVが伸びる、というところがハッシュタグとマガジンの有効な使い方かと思います。まあ広告も無いしPVは気にしてないのですが、どうせ書くなら読まれてなんぼな気もしますし。
プロの有料マガジンはすごい
noteというと、「記事を有料で販売できる」というイメージが強いと思います。実際、販売する方法としては、
・記事単体で「この続きを読む」際に課金する
・マガジン化して月額購読させる
・複数記事をマガジンにして販売する
という方法があります。
twitterの相互フォローしている人の記事などは、気まぐれに買ったことはあったのですが、先日、(塩谷 舞(milieu編集長)(@ciotan)さん | Twitter)さんの有料マガジンを2018円で購入してみました。
さすがnoteだけでほぼ食っていけてるというだけあって、内容が凄まじく濃いものでした。1記事だいたい10000字~20000字のものが12本。一般的な書籍並みですね。
現役で比較的影響力の強い人が書いたこのマガジンは、下手なマーケティングの教科書を読むよりは、よほど有益な内容でした。彼女が単著を出さずにnoteで有料記事を売っている理由がよく分かります。
定期購読のマガジンはnote運営に20%の手数料が取られ、クレカ決済では5%取られるため、取り分はその分減りますが、下手に出版するよりもずっと短期間で高収益なリターンを得ることができます。
購入する側としても、出版までのタイムラグのある情報よりもずっと新鮮な情報を手に入れることができます。トレンドの速いウェブ業界の内容であれば、なおさら有料記事のほうが有益かと思います。
もちろん1記事で10000字の文章を書き、飽きさせることなく読ませる技量があってできることであって、ただ単に駄文を書いているだけのnoteを購入したい、と思う人はあまりいないかと思います。
このあたりは結局、その人のこれまでのキャリアやバックボーンがあって、結局そこに価値を見出している、というところなんだと思います。
私も特に、記事を有料にするつもりもありません。
なぜ書くのか?
はてなブログでは、一応日々の雑記の体をとりながらも、なにかしらの知見を提供できるようにしたいなぁと思っています。なので、統計を調べたり、それなりに根拠を踏まえたうえで書いてはいるのですが、どうでもいい日々のよしなしごともなんとなく綴っておきたいことがあります。
そういうことを、ちょっとナイーブな感じでnoteには綴っています。文体も変えてるし、全然違う印象を受けるのではないかと思います。
あと、noteのユーザー層はなんかキラキラしている人が多いので、ネガティブ成分の多い文章を書いても共感されることが多いです。「はてな」でそういうことを書くと、「またメンヘラか」とか「精神を病んだものの末路はいつも不幸だ」とか遠慮なく手斧を投げつけられますよね。そういう殺伐とした雰囲気も嫌いじゃないですが、noteの優しい感じもなかなかいいものです。
というわけで、そんなふうに使い分けてしばらくやってみようと思います。