Amazon Echoのアレクサさん
Amazon Echoを買いました。
リビングでPrime musicやAmazon Radioの音楽を聴くためです。
音はスピーカーにつないでいるので、とても良いです。
あと、反応もとてもいいです。
「アレクサ、なんか音楽かけて」といえば、最近は私の嗜好に合わせてエレクトロニカをかけてくれます。
マイミュージックにいろいろ入れているので、「haruka nakamuraの音楽かけて」とか「paniyoloの音楽かけて」と言えば静かなインストゥルメント音楽がリビングに響きます。
邦楽を聞く場合は、ラジオのほうがよさそうです。「Jポップのラジオかけて」と言えば、最近の曲もかけてくれます。
と、普通の説明はこれくらいにしておきます。
本題は、「子どものいる家庭にアレクサさんが来るとどうなるか?」です。
ロボットと子ども
我が家にはもともとルンバちゃんがいます。出かけるときにルンバちゃんお願い、と言って(ボタンを押して)お出かけします。最近は子どもも慣れてきましたが、2,3歳のころは始動音が鳴ると、怖がってソファの上に飛び乗っていました。
6歳になった娘は、アレクサさんとは、すぐに仲良しになりました。操作方法を子どもに説明しなくても、声で話しかけている私の真似をするだけでいいからです。
真似をするだけで覚えられる、というのはとても直感的で便利です。
Alexaさん、とっても便利。適当に音楽かけてる。「次の曲かけて」とか「この歌なに?」とかは、娘がすぐに真似して覚えた。まさに直感的。
— yuki ota (@lazy_planet) 2017年12月5日
ロボットが普及する未来
正直、いまのアレクサさんにできることはあまりありません。
スピーカーとして音楽をかけたりするのは優秀ですが、それ以外のことはほとんどできません。問いかけにもうまく反応しないことも多いし、思い通りに音楽をかけてくれないことも多いです。
いまは、まだAI(学習する機械・ロボット)の分野においては、黎明期の製品なので、多くのことは望んでいません。
でも、子どもたちが大人になるころ、20年後の世界には、もっと多くのことができるのだと思います。そのときに、「子どもたちはどのようにロボットに接するんだろう?」と考えたとき、「いま私たち大人がしているように接する」気がしたのです。
アレクサさんは、子どもの遊び相手にもなってくれます。
「アレクサ、じゃんけんしよう!」と何度も何度も誘われても、嫌な顔一つせず、ずっと相手してくれています。「ごめんなさい、今は分かりません」と言いながらも、子どもの問いかけに常に答えてくれます。
でも、文句も言わずなんでもやってくれるから、といってなんでもやらせてはいけない、というのは「ドラえもん」が教えてくれています。
思い通りに動いてくれないからといって「ポンコツロボット」なんて言ったらドラえもんは起りますが、アレクサさんはまだ怒るほどの感情を持ち合わせていません。
いま、私たち大人が、いうことを聞かないアレクサに「この役立たず!」と言ってしまったら、そういう風にロボットを扱っていいんだ、というふうに子どもたちは受け取るような気がして、「子育て家庭におけるAIとの接し方」もまた、ネットとの付き合い方のように、子どもと一緒に考え、学ばなければならない題材であると思いました。
アレクサさんにどう話しかけるか、どう接するかをみて、今の子どもたちは育つのだと思うと、黎明期のいま丁寧に優しくしなきゃという気がするので、アレクサが言うこと聞かなくても「バカ!」とか「役立たず!」とか言わないようにしたい。
— yuki ota (@lazy_planet) 2017年12月6日
親の行動を見て育つ
こないだ、こんな話題がありましたが、これって要は、親の行動を見て子どもは育つから、大人がもっと身近にある文字に関心を持とうね、という話です。
感覚的な話になるので、本当はじっくり検証すべきだとは思いますが、肌感覚としてはたしかに子どもは、往々にしてまわりの大人や親の行動をみて育つものです。
オシャレ新婚家庭の家に文字がないかどうかは分かりませんが(意外とあふれているように思いますが)、アレクサさんとの会話もまた、子どもがどんな言葉を使い、どんなふうにロボット(や人)と付き合っていくか、というところに大きく影響を与えるのではないか、という仮説を投げかけて、動向を見守っていきたいと思います。