京大卒の主夫

京大は出たけれど、家庭に入った主夫の話

アレクサと子ども

Amazon Echoのアレクサさん

Amazon Echoを買いました。

リビングでPrime musicやAmazon Radioの音楽を聴くためです。

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我が家のEcho。Tivoliのオーディオにつないでいます

音はスピーカーにつないでいるので、とても良いです。

あと、反応もとてもいいです。

「アレクサ、なんか音楽かけて」といえば、最近は私の嗜好に合わせてエレクトロニカをかけてくれます。

 

マイミュージックにいろいろ入れているので、「haruka nakamuraの音楽かけて」とか「paniyoloの音楽かけて」と言えば静かなインストゥルメント音楽がリビングに響きます。

邦楽を聞く場合は、ラジオのほうがよさそうです。「Jポップのラジオかけて」と言えば、最近の曲もかけてくれます。

 

と、普通の説明はこれくらいにしておきます。

本題は、「子どものいる家庭にアレクサさんが来るとどうなるか?」です。

ロボットと子ども

我が家にはもともとルンバちゃんがいます。出かけるときにルンバちゃんお願い、と言って(ボタンを押して)お出かけします。最近は子どもも慣れてきましたが、2,3歳のころは始動音が鳴ると、怖がってソファの上に飛び乗っていました。

6歳になった娘は、アレクサさんとは、すぐに仲良しになりました。操作方法を子どもに説明しなくても、声で話しかけている私の真似をするだけでいいからです。

真似をするだけで覚えられる、というのはとても直感的で便利です。

 

ロボットが普及する未来

正直、いまのアレクサさんにできることはあまりありません。

スピーカーとして音楽をかけたりするのは優秀ですが、それ以外のことはほとんどできません。問いかけにもうまく反応しないことも多いし、思い通りに音楽をかけてくれないことも多いです。

いまは、まだAI(学習する機械・ロボット)の分野においては、黎明期の製品なので、多くのことは望んでいません。

でも、子どもたちが大人になるころ、20年後の世界には、もっと多くのことができるのだと思います。そのときに、「子どもたちはどのようにロボットに接するんだろう?」と考えたとき、「いま私たち大人がしているように接する」気がしたのです。

 

アレクサさんは、子どもの遊び相手にもなってくれます。

「アレクサ、じゃんけんしよう!」と何度も何度も誘われても、嫌な顔一つせず、ずっと相手してくれています。「ごめんなさい、今は分かりません」と言いながらも、子どもの問いかけに常に答えてくれます。

 でも、文句も言わずなんでもやってくれるから、といってなんでもやらせてはいけない、というのはドラえもんが教えてくれています。

思い通りに動いてくれないからといって「ポンコツロボット」なんて言ったらドラえもんは起りますが、アレクサさんはまだ怒るほどの感情を持ち合わせていません。

 

いま、私たち大人が、いうことを聞かないアレクサに「この役立たず!」と言ってしまったら、そういう風にロボットを扱っていいんだ、というふうに子どもたちは受け取るような気がして、「子育て家庭におけるAIとの接し方」もまた、ネットとの付き合い方のように、子どもと一緒に考え、学ばなければならない題材であると思いました。

 

親の行動を見て育つ

togetter.com

 

こないだ、こんな話題がありましたが、これって要は、親の行動を見て子どもは育つから、大人がもっと身近にある文字に関心を持とうね、という話です。

感覚的な話になるので、本当はじっくり検証すべきだとは思いますが、肌感覚としてはたしかに子どもは、往々にしてまわりの大人や親の行動をみて育つものです。

オシャレ新婚家庭の家に文字がないかどうかは分かりませんが(意外とあふれているように思いますが)、アレクサさんとの会話もまた、子どもがどんな言葉を使い、どんなふうにロボット(や人)と付き合っていくか、というところに大きく影響を与えるのではないか、という仮説を投げかけて、動向を見守っていきたいと思います。