京大卒の主夫

京大は出たけれど、家庭に入った主夫の話

時短正社員の主夫になります

さて、パートの主夫をやめて、時短正社員の主夫になります。

いや、それ主夫なの?って気はしますが。主夫です。

 

というわけで、以下はいわゆる退職エントリです。

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退職のきっかけ

前職の知人からオファーメッセージがきて誘われました。役職も年もかなり離れているとはいえ、一緒にランチを食べてた仲の知人。むげに断るわけにはいかず、

「いや、わたし主夫だしそんなに働けないけど大丈夫?」という話をしたら、「ブログ見てるから大丈夫、理解してます」とのお返事が・・・!

(ブログ、見てるの・・・?!)

 

そうか、ブログ見て(それでも声かけてくれて)いるなら大丈夫かな…。(←なぞの理解)

 

と、そんなところです。

 

かといって、ただ誘われて次のところに行くわけでもなく、次の仕事にやはり自分自身が魅力を感じたのが大きいです。面白そう、という直感です。

なんとなく業界感覚も分かる、もともといたIT業界の総務人事ポジションに戻ります。

ここ数年で、総務などの裏方仕事も格段に効率化された、というのが外から見ていた印象としてあります。
SmartHRをはじめ、総務・人事系のポジションから転じてサービスを開発する人が増えていたり、サブスク的なビジネスや働き方改革が流行ってることもあって、実際業務支援ツール自体も増えていたりします。

そういうサービスを作る側の会社でアンテナ張りつつ、自分でもどんどん社内の仕事を滑らかにしていく、というのは、案外クリエイティブで面白いです。

家事も、動線を考えたり、効率的なやり方を考えたりするのが楽しいように、総務や労務・人事といった仕事もまた、そういうのが楽しいのです。

 

というところもまた、きっとブログを見ているなら理解していただけているはずです。

 

やってみたいことはいっぱいあるので、とても楽しみです。 

想定されるリスク

知人の会社はできて間もないまだ小さな会社ですが、とても信頼できる優秀な人たちなので、それほど心配はしていません。以下のリスクは主に、個人的なものです。

金銭面のリスク

一旦主夫してしまうと、家計を維持するメイン収入を稼ぐ役割から外れるため、転職時の収入に関するリスクは格段に下がります。

もちろん、今回のオファーで収入はものすごく増えるのですが、家計バランスは現状維持で余剰分は貯金に回します。そのほうが仮にやっぱり無理、となっても家計に与える影響は小さくなります。

加えて、このブログの広告収入や、写真なども含めて、少しずつお小遣い的な収入も増えていますので、もし最悪やっぱりしんどくてダメだったら、またパートの仕事を探そう、と思います。(…もちろんそうならないように、頑張るのは当たり前ですが)

時間的リスク

時短正社員ということで、働く時間は今より長くなりますし、通勤時間が加わります。が、子どものお迎えはあるし、夕飯もつくらなければいけないし、習い事もあるので、なにをサボるか、いま考えています。
余裕をもって家事をできなくなるのは目に見えているので、まあ調理時間かな、とは思います。
お惣菜あるいは週末の作り置きをガンガンやる感じで乗り切ろうと思います。そして、順調に給料が入り始めたら、乾燥機付きの洗濯機を買う!!を目標にしたいと思います。

 

健康面のリスク

これも、実はすごく心配しています。わたしは、いま精神障害者手帳を持っています。

調子の悪い時は、無理せず会社を休みます。慣れてきたら、リモートでもいいよとは言われているので、家でできる作業があれば、多少はできるかと思います。
なるべく会社のなかで仕事するつもりではいますが(当たり前か)、通勤電車もしんどいからいまの自転車通勤を選んでいたくらいなので、どれだけできるかなぁ、というのが正直なところです。限界の手前の感覚は常に自分でも把握しつつ、ちゃんと会社の人と話しながらやっていきたいと思います。

 

パートの仕事の振り返り

とてもいい人たちに恵まれて、いい職場でした。

パートの事務の男性は初めてで、社内にも一人しかいませんでしたが、皆さん煙たがることもなく受け入れてくれました。主夫・主婦どうしの会話は、話が合っていいですね。 変なマウンティングもありません。

 

とにかく、営業資料を作るためのエクセルのひな形をひたすら作ったり、場合によっては組みたくもないマクロを組んだりして、なんとか誰でも使える形にしていました。よくあるエクセルとパソコンに詳しい若者状態です。

おかげでエクセルにはずいぶん詳しくなりましたが、やっぱり使いたくはありません。

あと、フォルダや机の中身が整然と整えられるレベルの余裕は大事ですね。ぽかミスが格段に減った気がします。

いろんなものの原価が知れたのも良かったです。なんとなく肌感覚で理解していても、何がお得なのか、どういう条件が課されてるのかなど裏側から知りつつ、普段の買い物を主夫目線でできるのは楽しかったです。

 

何の不満もなかった、といえば嘘になります。パソコンが遅すぎました。レジは最新式になってるのに、社員のPCがスマホより起動が遅いとか働き方改革なんもなってない、という苦言は去り際に呈しておきました。

 

主夫のこと

専業じゃなくても、パートでも、時短でも、家事・育児を主な業務としているのであれば(分担量とかではなく、自分の中での主という意味で、)主夫でいいかなと思っています。

自分が「主夫」を名乗ることの意味は、べつに自分のやってることを示すためでもなく、それでつながる父親同士の交流ができて、広く社会において男性が家庭や地域の場にいる時間を増やしたい、男性の生き方も多様であるべきという価値観・選択肢を広げたい、といったことを目的としているので、これからも「主夫」でいたいと思います。

肩書きにこだわるわけではないのですが、それは貫きたい、という思いがあります。そのへんのことは、noteのほうが書きやすいので、こっちに書いています。

note.mu

 

働きながらブログ書いている人もいっぱいいるし(みんなすごい)、いまは複業だのパラレルキャリアだの、当たり前になってきている社会でもあるので、これからもこのブログはときどき途切れながらも続けていきたいと思います。

 

ということで、来週から頑張ります。