京大卒の主夫

京大は出たけれど、家庭に入った主夫の話

ウォンテッドリー(Wantedly)は使いません

時短正社員で仕事をし始めてつくづく思うことは、めっちゃ疲れる・・・、全然ブログ更新できない、、です。

仕事してて家事も育児もして、ブログ更新している人、マジすごい。

 

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なるべくこのブログでは仕事の話よりは、個人的な話をするつもりなんですが、自社のブログにはさすがにちょっと書けないし、twitterで言うには字数が足りないので、ここでひとつ宣言します。

ウォンテッドリーは使いません。

(※あくまで個人の感想ですので、使っている人を否定しているわけではないです)

 

ウォンテッドリーとはなにか

ウォンテッドリーは、ビジネスSNS『Wantedy Visit』、名刺管理アプリ『Wantedly People』を提供している会社です。

公式のままの説明だと、こんな感じです。

 

『シゴトでココロオドルひとをふやす』ために、はたらくすべての人が共感を通じて「であい」「つながり」「つながりを深める」ためのビジネスSNSWantedly」を提供しています。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000021198.html

 

とはいえ、実態としては、求人情報を掲載し、興味があるという人に対してスカウトを送ったり、あるいはメッセージのやり取りをする、という求人媒体として機能しています。

 

公にしているもので、スタンダードなプラン(9万円/月)であれば、ガンガンとスカウトを打つことができます。

 

採用担当者は企業やサービスの魅力を伝えるために、ブログのようにどんどん記事を更新してフォロワーを集めて、掲載順位を上げていきます。そうした運用の中で、転職希望者に広く情報を伝えていくことができます。

 

採用までの流れとしては、上記の運用を行いつつ求職者に対してスカウトを打つ、あるいは応募者からのエントリーが発生した後に、個別に連絡を取り合い面談・面接~内定という採用フローに入ります。

 

■ 給与・条件・待遇は掲載できない

特徴的なのは掲載ガイドラインです。

www.wantedly.com

Wantedlyは「共感」で仲間とつながるためのプラットフォームです。 
次の表現につきましては、掲載をご遠慮いただいております。

  • 給与(時給○○円〜 / 月給○○万円〜○○万円) *1
    *1 候補者の選考プロセスにおいては、職業安定法労働基準法等に従って、候補者の方に労働条件を明示してください。
  • 福利厚生(慶弔休暇 / 有給休暇 / 交通費規定支給 / 社会保険完備 など)
  • 履歴書、職務経歴書の提出など、採用フェーズに関するワード
  • 応募受付をWantedly以外で行う表現(メールアドレス、採用サイトURLなどの記載)
  • 採用形態(新卒 / アルバイト / インターンは例外とする)
  • Wantedly Adminを利用していない企業(子会社、関連会社等)の募集や採用に関する情報

給与、待遇、採用形態(時短・副業・未経験・リモート)などのワードはNGです。

そのほか、

  • 勤務条件をコンテンツのメインにしないで下さい。 *6
    *6 どうしても記載したい場合は箇条書きにせず、文章での記載をして下さい。
  • 限定要素が含まれる表現(年齢 / 性別 / 人数 / ◯◯限定など)は掲載できません。 *7
    *7 歓迎スキル、あると望ましい経験などの記載は問題ございません。
  • 面接の日程や履歴書の提出方法など選考フローの詳細は記載できません 

 という掲載基準もあります。

 

これは、ウォンテッドリー”企業理念やカルチャー、中で働くメンバーの想いも表現し、会社の魅力を伝えることで共感を得て”応募者に興味を持ってもらう「ビジネスSNSだから、です。

 

しかし・・・なんか、モヤモヤしませんか?わたしはモヤモヤします。

 

■ 音楽性の違いで使いません

特に東京エリアにおいては、ウォンテッドリー経由で発信することで、採用コストを抑えて優秀な人材を獲得できている企業が多いのは、分かります。

 

見映えのよい採用コンテンツが簡単に作れて、採用広報・マーケティングができる、採用特化型ブログプラットフォームという点では魅力的なサービスです。

いけいけな感じを出せてシェアしやすい、そういう意味ではいいサイトです。

(ナビ系サイトのおまけみたいなブログ酷かったですよね・・)

 

でも、私とは音楽性がかみ合いそうにありません。

給与や待遇・条件その他を隠して採用活動をする、というのが端的に言ってイヤです。

 

私は、応募者と面接の前に必ず「面談」を行って、そこで会社の働く環境や仲間の説明をした後に、ご希望の働き方や年収、その他条件を聞くようにしています。

理念やサービス、会社の雰囲気が好きでも、条件が合わなかったら、当たり前だけど満足感は低く、お互いにとって不幸です。
そもそも面談前に条件が分かってたら、わざわざ会う必要もないし、応募者にとっても親切です。

そのへんを隠して、会社のいいところだけ共感してもらって応募者を誘う、というのはなんだか誠実じゃないし、ちょっとだましているような気になります。

 

■ 給与は一番大事な情報

もちろん、私だけの好き嫌いだけの判断じゃなくて、社長も含めた会社の総意で使わないのですが、やっぱり給与は働く人にとって最も大事な情報です。

私はお金よりも、働く時間や働く場所、働き方にこだわりたいですが、それも条件や待遇、というところでとても重要な情報です。

それでいて、一緒に働く人や、サービスや会社の良さに共感できたら、最高だなぁと思うところです。

 

というわけで、一番大事な情報が伝えられない、制限のあるウォンテッドリーは使いません。

 

それで言うと、リブセンスさんの『転職ドラフト』なんかのほうが、よほど分かりやすくて誠実でいいなぁと思っています。

最後に宣伝ですが、2019年09月18日開催の第21回転職ドラフトに私のいる会社「インゲージ」も参加します。

job-draft.jp

 

というところで、思いっきり採用人事なブログでした。

↓はめっちゃツッコミたい、複数選択できるのかよ!といういけてないボタンです。